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「さぁ一体何のことだかわかりません」
「そっちが隠蔽するつもりなら、俺はコイツから聞いたことを世間に暴露する」
佐々木がちらりとAに意味ありげな視線を投げかける。
「とぼけるつもりだってなら、そーはいかねぇ。Aを置いていけ。さもなければ、お前らが隠してることを全部。もちろんAの能力もだ」
佐々木は答えない。
「お前ら、随分Aのことが可愛いみたいじゃねーか。時間が操れるなんて大層な力持ってんだろ?そんな大事なもんが危険に晒されたらひとたまりもないんじゃないのかァ?なァ?」
「……そんな脅しで我らエリートが動くとでも思っているんですか」
佐々木が俺から離れ、振り返る。
「見廻組に告ぐ、その女を真選組に預けなさい。エリート達は今すぐ撤収だ」
「……っ!?」
Aの肩から拘束の手が離れた。
「言っておきますが貴方の脅しで我々が諦めた、とかではありませんからね。それに貴方が暴露しようとしている真実は、全てあの女の戯言でしかありません。好きにしたければどうぞご自由になさってください」
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シヴィル(プロフ) - とっても面白いです!何か理由があって更新できなくなったのかもしれないけど少しずつでいいので進んでみてください。応援しています! (2018年3月27日 16時) (レス) id: 5703f71a40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あーたぁさんだぎぃ | 作成日時:2018年1月19日 21時