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酒は飲んでも呑まれるな、という言葉がある。
私はまさにそれを思い出し、恥ずかしさでもうどうにかなりそうだった。目の前の彼はどうしてこんなに楽しそうなんだ。慣れてるのか？こんなかっこよかったらそれもそうか。
「わ、私、昨日どこまで言って…」
「ふふ、どうでしょう」
ほんとーーに、ほんとーーーーに、かっこよくなきゃ許されないからな！！と心の中で叫ぶ。
スマホを片手に口元を隠して、こてん、と首を傾げる。からんと耳飾りの音がして、それが更に色気を増す。前髪があると結構幼く見えるんだ……じゃなくて！！！
「ごめんごめん、貴方の反応がかわいくて」
ああもう、この人に落とされた女の子は星の数ほどいるんだろうなあと思う。余裕があるし、タメ口を使うタイミングがうまい。おまけに同性からも人気がありそう。
そして竈門さんが言うには、ベッドに移動したあと、直前になって泣き出し拒否したそう。初めてだから、こわい、やだって子供みたいに。あの、死んでもいいかな。
「"私そういうつもりで来たんじゃないもん〜"って泣かれて、流石に参ったよ」
「どうか殺してください……」
いくらお酒に酔ってたのと猫に釣られたからといって、合コンで出会った人の家に行くということがそういう事なのは恋愛経験の無い私でも分かる。
そして竈門さんももちろんそれを理解してるし、嫌がられたからと言って辞めてくれたのは本当に稀だ。
「まあ、徐々に、ね」
「……？」
「お預けの分、これくらいはいいですよね」
と見せられたのは私のスマホで、画面には竈門炭治郎という文字。いつの間にか連絡先を交換していたらしく、ご丁寧に電話番号からLINEからきっちり登録済みだった。
ロックかけようって思ったけど、どうせ指紋にしても寝ている間に開けられてたし変わらないか……？？
「とりあえずシャワーでも」
「いいいや、帰ります！」
「でも」
「いえ！お世話になりました！」
昨夜の醜態に対しても深くお詫びして、光のスピードで荷物をまとめる。その勢いに竈門さんは引いてくれて、玄関までお見送りしてくれた。
本当は家まで送ってくれるって言ってたけど流石に断った。学びますよ流石に。
「＿＿首、気を付けて下さいね」
別れ際に言われた言葉の意味がよく分からなくて、聞き返そうにも返せなくてそのまま自宅へ直行した。
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みっつー - 何飲ませたんやろ…怖い怖い (2020年12月25日 12時) (
レス) id: ac26435f9a (このIDを非表示/違反報告)
殿ォ！ - やべぇ炭治朗こえぇ、、、勉強終わんねぇよぉ。助けてぇぇたぁんじろぉー！ (2020年10月15日 18時) (レス) id: 5c5bcab0c3 (このIDを非表示/違反報告)
如月 哀華 - 何を入れたのか？とんでもねぇ炭治郎よ… (2020年6月2日 15時) (レス) id: 76720d9193 (このIDを非表示/違反報告)
レモンティー - 大福もちもち それな\(°д°\)え、何？アレですか？あの“び”から始まって“く”で終わるヤツですか？？…応援してます！！(^ ^)←文章能力低め (2020年6月1日 21時) (レス) id: 0820e3db89 (このIDを非表示/違反報告)
大福もちもち(プロフ) - 口に何を入れたんだ？炭治朗 (2020年5月28日 2時) (レス) id: 1aea6c2a36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すばる | 作成日時：2020年5月11日 22時
