いや、近寄らないで下さい【A3!】 (ページ3)

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何度も言うが、私にはちゃんとした帰る家がある

姉が住んでいるという寮にいる訳にもいかない。ちゃんと帰らなきゃ

「一人で平気?ごめんね、今日も...」

「ううん、平気だよお姉ちゃん」

お姉ちゃんが来てくれなかったら私はきっと帰れなかったろう

帰る際に手作りのカレーを貰った。今日の夕飯はこれで決定かな

1人で帰るのが心配なのか途中まで一緒に行こうか？って聞かれたけど、1人で帰れるし平気と伝えておいた

それに迷惑をかけるわけにもいかない。ただ、呼ばれてきただけだし、私。

「じゃあ、行くね」

「あ!ちょっと待って、やっぱ私も...」

「いや、ほんと平気だからお姉ちゃん」

どんだけ、1人で帰らせたくないのお姉ちゃん

心配だからとか言ってるがあの...そろそろ、やばいんですよね

さっきから、姉の後ろに立っている真澄くんが睨むような目で私を見ているんだよね怖い

連れていく気なの?と目でも分かるように言っているように見えた

「いや、ほんと平気

じゃあね、お姉ちゃん」

逃げるように私はすぐにその場を立ち去った

あの人、怖いな...歩きながら、そう思う

毎回会う度にジロジロ見られるし。周り曰く、姉のことが好きだとかなんとか..まぁ、関係無いけどね

やっと、家に帰れるし。帰ったあとはご飯を食べて、ゆっくりしよう。今日1日色々と疲れたし

当分は呼ばれることはないだろうし。というか、呼ばれても行くのやめておこ。