いや、近寄らないで下さい【A3!】 (ページ1)

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「まだ、帰っちゃダメ～!!」

「いやです、離してください」

「あ!また、変な服来て!!

何度言ったらわかるの」

「勝手にジャージ捲らないでください」

「マシュマロ....」

「ちょ、待ってくださいそれ私の手。何も持ってないです無言で食べようとしないで目覚まして」

「何か、食べたいものでもある?」

「２日目のカレー...いや、いらないです。帰る」

「そういや、あと少しでイベント始まるけど

勿論、一緒にやるよね?」

「あ、やりま....やりません、帰ります」

「もうやだ、帰りたい」

私、立花A。姉でもありながら、監督でもある立花いづみの妹。一応、女子校に通う１年生。ただの一般人。

ちなみにこの劇団員たちとは本来は一切関係はないはずだった

妹だからと言う理由で彼らが住んでいる寮にもいるというわけでもない。本音を言えば、帰りたい

初めは姉に頼まれたものを届けに来ただけのはずの人だったがいつの間にか度々、呼ばれるようになり

ついには家に帰そうともしてくれない。何故、そうなったかは知らない。

「ここに住んでよ。そしたら、ずっと一緒にいられるじゃん」

真剣な顔でそういうが

「私には帰る家があります」

もう、ほんと帰してほしい。