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「楽しかったなあ、ラギーくんのTheプライベート撮影時間！フォルダにあーんな姿からこーんな姿まで！！」
「楽しそうっスね、なにがそんなに良いのか｣
「好きな人のたくさんの顔が見られるのってこの上ない幸せなことなんだよ？！私的にはね……」
カメラのフォルダを開けば確かに彼女の言うとおり自分でも気づいていない表情をする俺がソコにはいた。仕事用の笑顔だけじゃなくて、ドーナツ頬張る姿、子供に水掛けられてビックリしてる姿、今日の収入が幾らになるのか計算している姿。
余すことなく全て見つけられてはシャッターを切られていて、これじゃあ隠し事しよう物なら直ぐにカメラに収められてしまうなと思わず笑った。
「はああっ……ラギーくんの天使スマイル！！」
「そーっスよ、俺の天使スマイルッス！
拝見料強請りたいぐらいっスよ」
「いくら？いくら？？？」
「冗談なんで今すぐその財布をしまって欲しいっス」
笑顔ひとつでここまで喜ばれるとは……
今までAの行動には避けてきてばかりだった自分がなんだか少し馬鹿らしく思えた。
＊＊＊
日もすっかり暮れて街灯が点滅するスラム街まで、自転車を押して歩くラギーと、その隣で上機嫌で鼻歌を歌うA。
薄暗い夜道でも、自転車のライトでキラキラと反射する彼女の髪はあの時のまま。
髪は女の命だと、ばあちゃんからも言われていたのに
「A……その髪、ごめん！」
｢ごめん」この言葉以外に思い浮かばなかった。きっと彼女は俺を責めたりなんかしない、いつもみたく笑顔を浮かべるから
「髪の毛一つでラギーくん助けられたんだもの、こっちこそ危険な目に合わせてごめんなさい｣
「俺が謝ったのに謝らないで欲しいっス……」
「えへへ、しょぼんって耳垂れちゃうラギーくん頭撫でたくなるね、撫でていい？」
涎垂らしながら俺の方に手を伸ばすAの腕をやんわり避けて、堂々巡りになるであろうやり取りにため息をつく。
いつもそうだ、気まづい空気になるとそうやって俺をからかって無かったことにしようとするんだからなあ……
「Aってなかなかにタチ悪いッスね」
「え？なにが？」
「なーんにも、こっちの話ッス」
全部聞こえてるくせに聞こえないフリ、してるんでしょ
どうせ。
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愛(プロフ) - 遊ちゃん_SKZさん» 最後までお付き合い頂きありがとうございました！ 喪失感…ですか！とても楽しんでいただけて良かったです！ありがとうございました！私も大好きです☺️🙏 (2021年11月28日 20時) (
レス) id: 1c0863e534 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 泡沫さん» 最後でお付き合い頂きありがとうございました🙏 伝えたい事が伝わっていたのならば良かったです☺️楽しんで貰えてなによりです！嬉しいお言葉ありがとうございました☺️🙏 (2021年11月28日 20時) (レス) id: 1c0863e534 (このIDを非表示/違反報告)
遊ちゃん_SKZ(プロフ) - 完結おめでとうございます😭😭アニメが終わった時の喪失感並みに喪失感やばいです、、(大丈夫？)マッッッジで面白かったです！！白虎ちゃんのようにこの作品を追えて幸せでした🥰また面白い作品待ってます！！！！大好きでs(( (2021年11月28日 11時) (レス) @page50 id: fe8355afed (このIDを非表示/違反報告)
泡沫(プロフ) - 完結おめでとうございます!!!もう語彙力の塊で表現の仕方がとっても上手で、すごく面白かったです！ (2021年11月28日 11時) (レス) @page50 id: 7687e77697 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 泡沫さん» 甘噛みするラギーくん絶対に可愛い……と思って書いちゃいました☺️ 絶対に可愛いですよね！！ (2021年11月27日 23時) (レス) id: 1c0863e534 (このIDを非表示/違反報告)
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