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ぱち、っと目が覚めた時、そこは知らない天井だった。
大貴｢あ、起きた？｣
横たわる大貴を見て、ここがベッドの上だと理解する。
勢いよく起き上がった。
A｢まって、何時？｣
大貴｢Aが寝てから15分｣
暗闇の中でチカチカと光るスマホ画面をチラ見する大貴。
A｢はぁー…｣
一瞬、四時間ぐらい寝たのかと思ってあたふたする私を見て大貴も起き上がった。
大貴｢お楽しみはこれからなんだけど。｣
さっきの優しかった目とは変わって鋭く照らされた目が私を見つめた。
ふわ、と香るシャンプーの匂い。
近づく顔にキュッと目を瞑った私は、きっと次の出来事を予測していたんだと思う。
A｢ん、｣
昼間みたいな優しく触れるだけのキスをされたかと思えば、角度を変えてもう一度。
まだ寝起きでふわふわっとした私の頭には強すぎるぐらいの刺激だった。
A｢なにすん、の…んむ｣
大貴｢…しーっ、｣
喋ろうとしてまた塞がれる唇。
行き場のない手のひらは、大貴に掴まれて繋がれる。
大貴｢酔ってると思ってる？｣
A｢…うん、｣
恥ずかしくて目を合わせられなくて、俯いたまま何度も頷いた。
大貴｢んなわけ、｣
顎に手を添えられて、そのまま持ち上げられる。
嫌でも目が合ってしまう状況に耐えきれなくなる心臓。
もう一度重なった唇が、ちゅっ、と音を立てて離れていった。
大貴｢いのちゃんなんかやめて、俺のとこ来て。｣
A｢…え、｣
掠れたような優しい声。
どこかで気づいていた気がする、私に対する大貴の気持ち。
だけど、それと同時に慧への想いが強くなっていつの間にか忘れていたんだ。
でも、今はこの声に応えたい。
慧じゃなくて、大貴に。
大貴｢…好き。｣
薄い唇が動く。
切なそうに笑う顔が、あの人に似ていた。
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SERI - とても面白いです!(* ´ ▽ ` *) ピンクシーン、楽しみです笑← これからも頑張って下さい!楽しみにしてます! (2018年1月20日 0時) (
レス) id: 2b397c4434 (このIDを非表示/違反報告)
由依 - 新作おめでとうございます。しょくぱんさんの作品を読めて幸せです(*≧∀≦*)伊野尾君が浮気，有岡君の優しさなどでドキドキしております☆頑張ってください(o^^o) (2018年1月18日 20時) (レス) id: 0583577ad2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しょくぱん | 作成日時：2018年1月18日 19時
