38話* ページ40
「・・・・・・・・・・・・・全部、 自分を責めてるんですか。」
「・・・・え・・？」
「・・・・・・全然・・ 我侭じゃないですよ・・。」
「・・・・。」
「・・・・・いつも、いつも 我慢ばかりして・・。 たまには
・・・・・・・・・・・・すこし甘えろよ。」
「・・・フラン・・。」
「・・・・・・・・・アンタが我侭だっていうなら・・。」
「・・・。」
「だったら・・・ なんで 泣くのをずっと堪えてるんですかー・・？」
「ッ・・・。」
「・・・・・・・・・・涼香の前でも、ミーの前でも
あんたはずっと気を使っていました。」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・ミーの前でくらい
泣いてもいいんですけど。」
「・・・・・・・・・やだ・・・よ・・。」
「・・・？」
「・・・・泣きたく・・・ないもん・・・」
「・・・・大丈夫ですー・・ 大丈夫ですよー？」
その瞬間
Aの目からは
雫が垂れた。
「・・・・ほら、 泣けた。」
ミーがそういうと
Aの涙はぽろぽろと
流れ始めた。
「・・・ やだぁ・・・ずっと・・我慢・・してたの・・・にぃっ・・・」
・・・・知ってる。
・・・ミーといるときも
涼香や葎といるときも
泣くことを堪えてた。
「・・・・・・・心配・・・してほしかっ・・た・・」
Aの性格の問題もあるだろうけど
Aは甘えることができないのも知っていた。
だから 甘やかされることもなく 心配されることもない。
それが・・・ずっと ・・きつかったんですね・・。
「・・・A・・。」
ミーはその瞬間
そっとAを抱き寄せた
Aの表情はよく見えなかったけれど
まだ肩は小刻みに震えていた。
「・・・・・・・・気づいてやれなくて・・・すみませんー・・。」
「・・・・・・・・・フラン・・のせいじゃ・・ない・・。」
だから 謝らないで・・と
Aは言った。
「・・・・・・なんか・・優しくなったね・・フラン。」
「・・・・ 今日限定ですー・・。 ・・・じゃぁ、 帰りましょうかー。」
「・・・・ぅ・・・うん。」
そういってミーたちが立ち上がった瞬間
横で ズシャ・・ と 音が聞こえた。
ふと 横をみえると 倒れたAの姿があった。
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林音(プロフ) - なこさん» ありがとうございます*がんばりまーす (2014年7月27日 6時) (
レス) id: 7976207916 (このIDを非表示/違反報告)
林音(プロフ) - ｋさん» ありがとうーｗ 私も夏休みでテンション上がり気味（ (2014年7月27日 6時) (レス) id: 7976207916 (このIDを非表示/違反報告)
なこ - フランすきー!!こうしん頑張ってー!! (2014年7月24日 14時) (レス) id: 968b35e04b (このIDを非表示/違反報告)
ｋ - フラン君だー！やったー！更新ファイトー！（夏休みでテンションあがっている単純馬鹿です！ええ！） (2014年7月22日 22時) (レス) id: 1fb1e1291e (このIDを非表示/違反報告)
林音(プロフ) - トモカさん» ぁ・・ありがとうございます！！ 大ファンなんて・・ほんともうなんかうれしすぎて・・はい（ 他の作品のお気に入りも感謝です、 ほんといろいろありがとうございます！ (2014年7月17日 23時) (レス) id: 7976207916 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林音 | 作成日時：2014年3月4日 21時
