15話* ページ17
「ごめん、今日は無理。」
葎の遊びの誘いを
断るのは
すごく珍しい。
基本的
葎と遊ぶのは嫌でもないし
普段であればokする。
「 んじゃ、また今度でいいよ。」
「うん、ごめん。」
そんな軽い会話をしたあと
お互い手を振って
さよならをした。
今日、遊べない理由。
それは フランと会うことになっていたからだ。
彼は 買い物に付き合ってほしい と男子に合わないような
台詞をつけて私を誘ってきた
涼香とでもいけばいいのに・・・
なんて そんなことも思ったけど
たまには異性と遊ぶのも悪くないかもしれない。
約束時間
から10分すぎた。
・・男が遅れることは
かなり予想ついてたが
あまりの遅さに そろそろ腹がたってきそうだ。
「・・・すみませんー・・」
最近何度か聞いたことのある声に
振り返った。
「・・・・遅い。」
「 ですよねー。」
なにかをおごってもらおうかとでも
考えていると
彼の格好がいつもと違うことに気づいた。
「・・変な被り物。」
「 ・・あー・・これですかー。」
フランは 少し困ったような顔をして
ため息をついた。
「 好きでかぶってるんじゃないですよー」
「・・・ なんか そういう仕事とかしてる？」
「違いますー。 仕事場の先輩に無理やりかぶせられているんですよー」
「・・・・ 変わった先輩だね・・。 趣味が不思議・・というか。」
「・・・プッ・・戻ったら 堕王子に言ってみよー」
「・・・・堕王子・・・？？？」
「あー・・ 独り言ですよー。」
でかい独り言だな・・
とか・・言うわけでもなく
「じゃー・・行きますか。」
「・・・どこに？」
「 とりあえず、そこらへん 回りましょーよ。ミー ここらへんのこと
よく知らないしー。」
「・・・別いいけど・・。」
「あんまり乗り気じゃないですねー。 アンタ、それでも女ですかー。」
「失礼な・・・」
「・・・・予定変更。」
フランはそういって
私の手を引っ張った。
急いで立ち上がり
そのまま引っ張られるままに
つれてかれる。
「・・・ちょ・・どこいくの。」
「秘密ですー。」
涼香に心の中でごめん・・
と謝りながら
私はフランについていった。
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林音(プロフ) - なこさん» ありがとうございます*がんばりまーす (2014年7月27日 6時) (
レス) id: 7976207916 (このIDを非表示/違反報告)
林音(プロフ) - ｋさん» ありがとうーｗ 私も夏休みでテンション上がり気味（ (2014年7月27日 6時) (レス) id: 7976207916 (このIDを非表示/違反報告)
なこ - フランすきー!!こうしん頑張ってー!! (2014年7月24日 14時) (レス) id: 968b35e04b (このIDを非表示/違反報告)
ｋ - フラン君だー！やったー！更新ファイトー！（夏休みでテンションあがっている単純馬鹿です！ええ！） (2014年7月22日 22時) (レス) id: 1fb1e1291e (このIDを非表示/違反報告)
林音(プロフ) - トモカさん» ぁ・・ありがとうございます！！ 大ファンなんて・・ほんともうなんかうれしすぎて・・はい（ 他の作品のお気に入りも感謝です、 ほんといろいろありがとうございます！ (2014年7月17日 23時) (レス) id: 7976207916 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林音 | 作成日時：2014年3月4日 21時
