13話* ページ15
結局
数学の時間は
あてられ、答えられず
おわった。
お昼の休みにはいり
葎と涼香には誘いを断って 私は1人屋上にむかった。
屋上開放された
ときは昼など 大盛り上がり
だったが
いろんな教室が開放されると同時に
屋上の人気はさがっていった。
唯一私ぐらいだろう
ここの訪問者は。
ぼー・・としていると
足元がずるっとすべり
目の前が見えなくなった
「うわっ・・」
思わず目をぎゅっと瞑る。
だがいつものように
じーん とする痛みが
来ることもなかった。
私が誰かに支えられたことに
気づいたのは
それから5秒後。
「・・よく躓きますねー」
「ふ・・フランくんっ！？」
頭が混乱した。
・・あれ？
ここは 学校 の屋上のはずだが・・
「なんでいるのっ・・！？」
「居たらだめですかー。」
「だめっていうか・・・どこから・・」
「それは秘密ですー。」
フラン君はにやりと
笑った。
「・・・フランくんって・・何者・・。」
「 どうみたって普通の人間でしょー、バカですかーアンター。」
「うっ・・・」
まったく・・
どうしてこんなに私と涼香たちとでは態度が違うのか
なぜか それにイライラした。
嫉妬じゃないことを祈りたい・・。
「フラン君って 見かけによらず 毒舌だよね。」
嫌味っぽく
そういうとフラン君は不満そうな
目で私を見た
元々悪いのはフラン君だと思うけど。
「・・・・ フラン。」
「・・なに？」
「だから 呼び捨てでいいって言ってるんですけど。 頭大丈夫ですかー。」
「は・・？なんで？」
私がはてなを頭の上に
ぽんぽんだしていると
フラン君は私の頭を
ぐいっとつかんできた。
「痛ッ・・・」
「アンタに ふらんくん とか言われたらイライラするんだよ。」
いつもよりさらに声のトーンをさげた
フラン・・・くんに
身が震えた。
それでも私は
を精一杯彼を睨み返した。
「私だって 君にアンタとか言われんの 腹立つんだけど。」
お互い嫌な空気になって
冷たい沈黙が続く。
さすがにこの沈黙の中
ぼー・・とできるわけがない。
私は隣においてあった
本をぺらっとめくった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 73人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「リボーン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
林音(プロフ) - なこさん» ありがとうございます*がんばりまーす (2014年7月27日 6時) (
レス) id: 7976207916 (このIDを非表示/違反報告)
林音(プロフ) - ｋさん» ありがとうーｗ 私も夏休みでテンション上がり気味（ (2014年7月27日 6時) (レス) id: 7976207916 (このIDを非表示/違反報告)
なこ - フランすきー!!こうしん頑張ってー!! (2014年7月24日 14時) (レス) id: 968b35e04b (このIDを非表示/違反報告)
ｋ - フラン君だー！やったー！更新ファイトー！（夏休みでテンションあがっている単純馬鹿です！ええ！） (2014年7月22日 22時) (レス) id: 1fb1e1291e (このIDを非表示/違反報告)
林音(プロフ) - トモカさん» ぁ・・ありがとうございます！！ 大ファンなんて・・ほんともうなんかうれしすぎて・・はい（ 他の作品のお気に入りも感謝です、 ほんといろいろありがとうございます！ (2014年7月17日 23時) (レス) id: 7976207916 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：林音 | 作成日時：2014年3月4日 21時
