12話* ページ14
「じゃーん！ フランくんのメアドゲットー」
涼香は私と葎
に携帯を見せびらかした。
たしかにちゃんと「フラン」と名前が記されている。
「・・いつのまに・・」
「昨日 帰るときにこっそり聞いてたんだーｗ」
さすが涼香・・。
積極すぎる。
「涼ってば ほんとにフランくんのこと 好きになっちゃったの？」
葎は少し呆れたような目で涼香をみた。
「 だって 悪いところがないじゃん。 結構かっこいいし、声とか超好みだし・・。なかなか
そんな完璧な子、いないと思わないかい？葎くーん。」
「・・・まぁ・・・ーね。」
私も彼氏ほしいなぁ・・・と葎は
机にべったりする。
私は朝 フランくんにもらったミネラルウォーターを
一口飲んだ。
「たしかに・・涼が好きになるのもわからなくはないよねー・・。 やさしいし・・」
「・・・どこが・・」
私がそういうと
二人は同時に私をじっとみた。
「........そういえば・・」
「Aには やけにいじわるだよね。フランくん。」
「 私だけ 嫌いなんでしょ」
そう思うと
今持ってるミネラルウォーターにいらいら
して 葎に投げつけた
「・・ちょっとー・・私にあたらないでよー・・。」
「 でもさー。A」
涼香が珍しく まじめな顔で
私に話しかける。
「男子って好きな女子にはやけにちょっかいかけたり いじわるするもんじゃない？」
「まさか フランくんー・・。実はAのことが・・」
葎がそういいかけるのを
急いでとめる
「ないないない！！ ていうか・・無理、ぜったいやだ。」
「 えー・・。 フランくん、結構いいと思うよー？」
「葎、すすめるんじゃないよ。 フランくんは私のもんだ。」
涼香はそういうと
ちらっと私をみた。
「だから わかったね？A」
「・・・なにがよー。」
「後から好きになりましたー とかやめてよ？」
「・・・・いや、たぶん一生ないと思うんだけど。」
「そ？ ならいいやー。」
たぶん
これを守らなかったら 地獄いきだな。
そんなことを薄々考えていると
授業のチャイムがなった
「・・・次って？」
「数学じゃね？」
数学か・・。
って・・今日私あてられるじゃん
「・・・大ピンチー。」
「A、また忘れ物？」
「・・いや、今日は あてられるからさ・・」
「うわー・・ドンマイ。」
ぽんぽんと肩をたたいてきた涼香が
輝いてみえた。
青春だな・・と私は心の奥底で思ったのだった。
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林音(プロフ) - なこさん» ありがとうございます*がんばりまーす (2014年7月27日 6時) (
レス) id: 7976207916 (このIDを非表示/違反報告)
林音(プロフ) - ｋさん» ありがとうーｗ 私も夏休みでテンション上がり気味（ (2014年7月27日 6時) (レス) id: 7976207916 (このIDを非表示/違反報告)
なこ - フランすきー!!こうしん頑張ってー!! (2014年7月24日 14時) (レス) id: 968b35e04b (このIDを非表示/違反報告)
ｋ - フラン君だー！やったー！更新ファイトー！（夏休みでテンションあがっている単純馬鹿です！ええ！） (2014年7月22日 22時) (レス) id: 1fb1e1291e (このIDを非表示/違反報告)
林音(プロフ) - トモカさん» ぁ・・ありがとうございます！！ 大ファンなんて・・ほんともうなんかうれしすぎて・・はい（ 他の作品のお気に入りも感謝です、 ほんといろいろありがとうございます！ (2014年7月17日 23時) (レス) id: 7976207916 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林音 | 作成日時：2014年3月4日 21時
