雨のち雨 ページ5
*****
今日は、朝から雨が降っていた。
昨日は帰ってきてからどうしたのか自分でも覚えていない。円堂の話によると、帰ってきてすぐ自室に引きこもったらしい。…どうやら、着替えずにそのまま寝てしまったようだ。
｢………」
溜め息をつきながら顔を洗う。少しでも、腫れたら目を誤魔化したかったから。
(…どうしたら良いんだ、これから)
途方に暮れる。
午前中の試合や練習には影響が出てしまい、鬼道に勘づかれるのは勿論のこと、円堂にすら心配されてしまった。
このままじゃさすがに不味いと思い、午後の練習は早退させてもらった。
｢………」
再び、大きな溜め息が出る。
ここのところ寝不足だし、気づけばいつも溜め息をついてる気がする。
｢…もう一眠りするか」
どうせ夜も眠れないに決まってる、なら、寝れるときに寝てしまえと思い頭から毛布を被った。
少し後ろめたい気もしたが、そのまま眠りについてしまった。
*****
再び起きたら、午前0時だった。
道理で、外が暗いし静かな訳だ。
(寝すぎてしまったな…)
半分寝惚けたまま、少し肌寒かったのでジャージを羽織る。
んん、と軽く咳払いをする。
寝ていたときに泣いていたのか、喉はカラカラで掠れた声しか出ない。
｢…何か、飲みに行くか。」
人が居ないから丁度良い、恐らく腫れているであろう顔を見られたくないし。
そう思った俺は他の人を起こさないようにそっと部屋をぬけだした。
思った通り食堂には誰もいなくて、少し寒かった。ジャージを着てきて正解だな、寝惚けながらも正しい判断をした自分を心の中で褒めた。
｢……ん？」
ふと通りかかったキッチンのドアが、開いていた。
(…誰かが戸締まりを忘れたのか？)
そう思ってゆっくりと近づく。
そこには、見慣れない黒いジャージを着てるヒロトが居た。
｢…っ、」
無意識に、思わず後退りをしてしまう。
拒否反応だな、と自分のことを恨みたくなった。
どうやら彼は気づいていないのか、冷蔵庫を漁っている。
昨日の今日のことで、話しかける事が出来ず相手の様子を伺うことしか出来なかった。
｢…………おい、」
そう言われ、自分が話しかけられてるということに気づくのに、10秒かかった。
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麻衣蘭(プロフ) - 李珠さん» 読んじゃったよ…！…あ、本当？ありがと〜♪後で私も申請するね！あ、可愛い…勿論！頑張ろっ、 (2019年12月16日 18時) (
レス) id: 59f2026080 (このIDを非表示/違反報告)
李珠(プロフ) - 読んだのか…ついに読んだのね…（遠い目）…あ、お気に入り作者に勝手に麻衣蘭ちゃんを入れさせてもらったよ！（てへ、）うん、お互い頑張ろっ（リリカちゃんのノリ） (2019年12月16日 18時) (レス) id: e0dcfda4a3 (このIDを非表示/違反報告)
麻衣蘭(プロフ) - す、素敵…語彙力がちょっと低下してきてるほど素敵…。すぐ読んじゃったよ…。やばい、うん、やばいです。…更新頑張ってね、でも無理は禁物！応援してるよ！李珠ちゃん、これからも宜しくね！ (2019年12月16日 18時) (レス) id: 59f2026080 (このIDを非表示/違反報告)
李珠(プロフ) - 分かる分かるよ、君だねっ（ｷﾘｯ←）あああありがとう！！！！Sもぎ頑張って良かったよ…！！ファン？私はもう君のファンだよぉぉぉ（うるさい）ありがとう…嘘でも嬉しいよ…明日から学校頑張れる…（） (2019年12月15日 20時) (レス) id: e0dcfda4a3 (このIDを非表示/違反報告)
葩経(プロフ) - 一応言っとくと『д』の人よ。読みましたよ！もうすでに夢中だよ。どうしよ、語彙力なさすぎて前の御方の感想パクリたくなる…。文才あるって凄い、なんかもう文武両道じゃん(←)決死の覚悟でファンになるよ、もうなってる気がするけど (2019年12月15日 20時) (レス) id: 43e7629a57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：李珠 | 作成日時：2019年12月14日 20時
