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信じて ページ14

唇を噛み締めていると、ふっと影が落ちてきた。








驚いて顔を上げると翼が私の前まで来て、ベッドにいる私の目線に合わせるようにしゃがんだの。









そして真剣な顔で「アーヤ。」と言ってからにっこり笑った。









「アーヤ、俺たちを誰だと思ってるの?









KZだよ?もちろん、アーヤも。









河合なんかより、俺たちのほうがずっとアーヤと一緒にいたんだ。









アーヤがなにもしてないってことくらい、わかってたよ。









…たとえアーヤが自分で認めたとしても、ね。」









「…………え……」









数秒は、理解できなかった。









小塚「たばこ1つでさえ注意しに行こうとするアーヤがいじめなんてするはずないよ。






それにアーヤは優しいからね。








最初は驚いたけど、それだけ。



アーヤがやったって誰も信じてなかったもの。」









黒木「…声をかけてあげられなくて、誤解を解かないままにしてごめんね。








あっちに気づかれるわけにはいかなかったんだ。権力を持ってるやつが後ろにいたら揉み消されるから。









それに、学校でアーヤと接触できるのも、より細かい情報も美門と七鬼の二人だけだったから調査も手間取ってたんだ。









まさかここまで動いてくると思わなかったけどね。」









そして黒木くんは口元に不敵な笑みを浮かべて、言った。









「俺たちのお姫さまを傷つけて苦しめた借りは、丁重に返してあげないとね。」









若武「それに、アーヤはやってないってわかってるのにKZ除名なんてするかよ。俺は認めてないからな!!」









七鬼「戻ってこいよ、立花。」









…ああ。









私、一人じゃなかったんだね。









そう思い込んで。









一番好きだったKZのこと、私が一番信頼できてなかったんだ。









呼んでくれた声は、本物だったんだ。

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設定タグ:探偵チームKZ事件ノート , KZ , 立花彩   
作品ジャンル:泣ける話
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ふゆ - 更新頑張ってください! (10月18日 16時) (レス) @page18 id: b10f41175b (このIDを非表示/違反報告)
maimai(プロフ) - 更新頑張ってください!!応援してます (2022年9月19日 17時) (レス) @page18 id: f73ddf3046 (このIDを非表示/違反報告)
芽依 - このお話、すごく好きです!頑張ってください! (2021年7月12日 14時) (レス) id: 3e0a55ba99 (このIDを非表示/違反報告)
鈴夜 - ここあさん» 超超超超超嬉しいです!喜びの舞を踊っています……更新頑張りますね (2020年3月26日 12時) (レス) id: 6291ddf831 (このIDを非表示/違反報告)
鈴夜 - 優良さん» ありがとうございます!!5ヶ月も経ってしまい申し訳ないです…感想とても嬉しいです、がんばりますっ!!! (2020年3月26日 12時) (レス) id: 6291ddf831 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鈴夜 | 作成日時:2018年8月5日 13時

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