桃色のホビット、親バカになる。【d!】【rbr】【後編】 (ページ17)

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本当に突然のことだった。

『え？私が？』
「そうなの！らだ男くんに渡してほしいの」

急に何人かの女子が教室に押しかけてきたと思ったら手紙を持った女の子が私に「らだ男に渡せ」と。
……だるいて。

『……そ……そういうのって自分から渡したほうが……』
「お願いね！！！」

私に強引に渡して帰っていく女ども………じゃなかった女子達。

『しっかし……らだ男は今教室にいな…』
rd「どうしたの？」
『うおっふ！？！？』
rd「何その驚き方」

いつの間に後ろへ……！？

rd「その手紙何？」
『らだ男宛てだって』
rd「ついに俺もモテ期到来………！？」
『あっきょーさーん！』
rd「え無視？」

私はさっさと手紙を渡してきょーさんの方に行った。
らっだぁくんが【•ら•】←みたいな顔してたのは知らない。
あ、いつもか。

kyo「どしたん」
『らっだぁくんがラブレターもらってる』
kyo「はぁ？嘘やろ」
『ううん。ガチ』
kyo「まじでっ！？」
md「Aそれホント？」
『我嘘はつかん』
kyo「らっだぁも恋愛かぁ……」
『きょーさんってモテそうだけどね』
kyo「みっどぉのほうが好かれとる気ぃするけどな」
『そうなの？』
md「ラッダァ………」
『みどりくんそんな悲しい声…』

みどりくんってらっだぁくんのこと好きなんだなぁ……。

kyo「そういうAは好きな子おらんの？」
『うーん……今のところは？』
mf「なに探ろうとしてるんですか？」
『えっ真冬！？』
mf「お姉ちゃんに近づくやつは私が許しませんよ…？」
kyo「シスコンやん」
um「そういえばあんたら姉妹だったの？」
mf「『うん！！双子なんだ！』」
um「息ピッタリね。鈴川さんはぶりっ子だったからぶっちゃけ嫌だったけどAのセコムと言われたら仲良くしてやんなくもないわ」
『何そのめんどくせぇツンデレ』
mf「口悪いお姉ちゃんもカワイイね！」
『え壊れた？』

そんなしょうもないことを話していたらげっそりとしたらっだぁくんが来た。

『あれらっだぁくんじゃん』
rd「……………」
『どしたのー？』

らっだぁくんの顔を覗き込む。
めちゃめちゃ落ち込んでますねぇ！
…………何も言わんやん。
と思っていたららっだぁくんがいきなり頭を撫でてきた。

rd「癒し…………」
『WHAT！？！？！？』
mf「このクソザル！！お姉ちゃんに触るな！！」
um「離せ青猿ぅ！！！」
pe「何してんだらっだぁーーー！！！！！！！！」

ぺいんとくんの声に全員の鼓膜がﾀﾋんだことは言うまでもないだろう。