桃色のホビット、親バカになる。【d!】【rbr】【後編】 (ページ13)

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20親バカ目ページ13

『………あのね……私はね……双子がいたなんてこと真冬ちゃんに聞くまで知らなかったの』
mf「え………？」
『私は…産まれたときから……その……世間でいう育児放棄ってやつで母さんは私を見てくれなかった。お金と男にしか目がなくて。ホストとかに会いに行くために私にお金を稼がせたの。私はまだ小さかったからお金を稼げば母さんは見てくれると思って………私は小さくても大人に見られることが多かったから…それを利用して沢山お金を稼いだ。けど母さんが見てくれることはなかったの』
mf「……………」
『でもね、母さんが再婚して新しい父さんができたの。最初は仲良くするつもり無かったけど、その父さんはとても良い人でね。関わらないでほしかったのに私に関わってこようとしたの。家族だからって父親だからって。すごいよね。家族のあり方は人それぞれなんだって思ってたの』
mf「もしかしてその人が天乃っていう人？」
『うん。……それでね……一つ提案があるの』
mf「提案……？」
『多分父さんは良いよって言ってくれると思うけど……真冬ちゃんも一緒に過ごさない？』
mf「え……」
『今、真冬ちゃんはどこに住んでるの？』
mf「………あの……育てられた男の人の家……」
『今でも体は求められるの……？』
mf「うん……。………っ……辛いの………。っ小さい頃からだったけど……ぅ…………怖いの………何されるかわかんないし………っ」
『じゃあ天乃家においでよ。私の父さんはそんなことしないし。私の父さんはっていうかその男の人自体そんなことする時点で父親なんかじゃないと思うけど』
mf「でっでも………」
『？』
mf「迷惑じゃない…？」
『っははっw……やっぱり双子だね。私も同じこと父さんに聞いたよ。でもむしろ歓迎されちゃった。私もなんなら来てほしいし。私が保証するよ。もう怖いことは怒らないよ』
mf「っ………」
『おいで。今まで過ごしてこなかった家族の時間過ごそうよ』
mf「っ…………うん！！………あ……でも…勝手に出て行ったら…あの人が……」
『大丈夫！真冬ちゃんの怖いものとか全部私がコテンパンにしてやるから！私、実は元々不良だったんだからね』
mf「えっそうなの！？」
『うん。因みに羽海もだよ。そういえば、なんでぶりっ子してたの？』
mf「………………愛されたかったから………」
『………じゃあ私らで愛してあげるからぶりっ子今日から禁止ね！あと私これから呼び捨てにするから！』
mf「…………うん……！！！」