桃色のホビット、親バカになる。【d!】【rbr】【後編】 (ページ12)

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19親バカ目ページ12

mf「私の姉ちゃんに汚い手で触んないでよ!!」

え………真冬ちゃん………？

「えーこっちもかわいーじゃん」
「え？姉ちゃんって言った？」
「その後確か鈴川さんだよ。鈴川さんもここでやっちゃお」
「初めてが俺達で良かったね」

mf「ふざけたこと言ってんじゃ……ねぇよ！！！！」
「うぐっ！！」

真冬ちゃん……あんなパンチできたの……。

「はっ！？」
「おい！広瀬！！」
mf「早く……早く姉ちゃんから離れて！！！」
「お前っふざけんなよ！！！」
mf「オラァ！！」
「うがっ！」
mf「クズがしゃしゃんじゃねえ！！」
「っ鈴川さん落ち着いてよ………ね？」
mf「あ"？テメェ……新任の先生だよな？ばっかじゃねぇの……生徒に手ぇ出すとか…。ましてや女子と協力するとか……」
「っ………」
mf「地獄に落ちやがれ。その腐った脳みそ一回えぐられてこい」
「うぐぁっ！！」

真冬ちゃん一人で三人の男子(一人大人)を倒しました。

mf「っ姉ちゃん！！」

真冬ちゃんは私に抱きついてくる。

mf「姉ちゃっ………ごめっ………っ……」

真冬ちゃんはずっと私を抱きしめたまま泣いていた。

『真冬……ちゃ………』
mf「私は正真正銘お姉ちゃん……浜中Aの妹……浜中真冬だよ……。双子だったけどその時付き合ってた男の人が私だけ連れて行っちゃったらしいの。私はその男の人に育てられたけど……私はその男の人に何回も体を求められたの……。お金も取ってこいって……。逆らったらいつも暴力振るわれてた……。ごめん………私……前街中で見たお姉ちゃんがあまりにも幸せそうだったから……それで嫉妬して………」
『…………』

あぁ。………そうだったんだ。

『………とりあえず………手足といてくれんか……？』
mf「あっ………ごめっ……」

真冬ちゃんは手足をといてくれた。
私は制服を着てとりあえずグラウンド倉庫から出て外から鍵をしめてつっかえをしておいた。
犯人確保。

mf「襲われそうになってた証拠写真は取っておいたから」
『そっか……ありがと……。……………』
mf「…………」

お互い何も言えない状況になり沈黙が続く。
私に双子がいただなんて初耳だった。
ましてや、真冬ちゃんのほうが酷い扱いを受けていた。
…………父さんは許してくれるかな……。
いい考えだと思うんだけど……。