騎士と少女の内緒の恋

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「電話ありがとうございました！すみません、用事が出来たので帰らせて頂けませんか？」

話の途中で申し訳ない気持ちを込めながら頭を下げた

「Aちゃんが返事をしてくれたらねぇ」

「活動時間は長くならない？」

「まあ、その日によるけどほとんど参加時間は自由だよ
とりあえず、明日、体験入部で放課後、ガーデンテラスにおいでよ」

とりあえず時間もないから頷けば「さっきから話中に時間を気にするなんて度し難い」と副会長から叱責されてしまった

「本当に時間がないんですよ」

「用事、時間がない。どうしてだ？」

「先ほどの電話もそうなんですけど、妹と弟の迎えがあるので……だからなかなか部活とか出来ないっていうか」

「しかもバイトしてるのか？」

「ちょっと経済的に厳しいので」

その後の言葉に詰まれば「家庭の事情じゃしょうがないね。ともかく一回見学に来てみればいい」さっきの雰囲気はどこへというほど穏やかなものとなり、一安心だ

「まあ、見学だけなら……」と了承すれば、やっと解放された

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「ねぇ、エッちゃん。こうなる事知ってて、色々仕組んだでしょ」

「さあ？なんのことだか」

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