story21 ページ21
目に入ったのは、まわりに広がる青空
現実なのか夢なのか、分からない景色
春なのに暑い
夢ﾉ咲に入学してしばらくした頃もそんな事があったと頭の片隅で思い出す
じゃあこれは夢なのか？
タイミング良く授業終わりのチャイムが聞こえる
体育館から体育が終わったであろう自分が目に入った
ガーデンテラスに行き、自分のと紗夜の飲み物を買って、クラスに戻る途中
その途中に男の子が倒れていて、声を掛けるか迷ったのも記憶にある
でもそのまま放っておいて何かあったら、嫌で恐る恐る「大丈夫？」と話しかけた
むくりと起きた男の子は明らかに不機嫌そうに
目を覚ました
「大丈夫だけど、なんで？」
「あ、大丈夫ならいいんです
顔色悪いし、汗凄いし、体調悪いのかなって……」
「ちょっと暇つぶしに日向ぼっこしてただけだから」
「なら、良かったです。汗凄いし、水分補給にどうぞ」
「A、ちょっとまだー！？」と遠くから聞こえてくる紗夜の声に少し気持ちが焦る
「今行くー！ごめんなさい、行かなきゃ」
「これ、あの子のじゃないの？」
「大丈夫です、まだあるから」と半ば強制的にスポドリとタオルを押し付けてその場を離れた
これっきりあの男の子には会ってないな
夕日のように赤い綺麗な瞳
どこかで会っているといいな
少し懐かしい春の記憶。
春の生暖かい風の心地良さに再び目を閉じた
ーーーーーー
「あれ？ここ……」
ぱちくりと目を開けば、真っ白な天井
あぁ、そうか
“A、頑張ってますアピールうざいよねー”
って聞こえたと思ったら倒れちゃったんだっけ？
うわー、ダサー
そりゃ嫌われるわ
ふっと横を見れば自分の腕には点滴が突き刺さってて、「はっ？保健室じゃない」と出てしまった
目を覚ましても誰かがいる訳じゃなくて、小さくため息がでる
「まあそんなものか」
どんなに努力しても実らないし、何かを掴むことは出来ないってことなんだろうか
窓の方を見れば真っ赤な夕日
凄く綺麗な赤
そういえば凛月くんの瞳もこんな色
いつも冷静で穏やかなのにステージに立つと燃えるような闘志のようなカッコいい瞳に視線
「私、本当にわがまま」
“あいたい”なんて……
ーーーーー
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猫愛りあ - 凛月くんLOVE！！かっこいい！！ (2月12日 22時) (
レス) id: 02dbe6c294 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきはな(プロフ) - ななさん» はじめまして。コメントありがとうございます。凛月くんを褒めて下さりありがとうございます。見切り発車してしまった小説ですが楽しんで頂けたらと思います。今後ともよろしくお願いいたします (2019年8月28日 23時) (レス) id: d59b5b05f2 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 凛月くんカッコイイ！ (2019年8月28日 19時) (レス) id: cda48c16bf (このIDを非表示/違反報告)
ゆきはな(プロフ) - かなとさん» 教えて頂きありがとうございます。すっかり抜けておりました。フラグを外しましたので、ご確認を宜しくお願い致します。 (2019年7月29日 19時) (レス) id: d59b5b05f2 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外しください違反です (2019年7月29日 12時) (レス) id: 31b2697a36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきはな | 作成日時：2019年7月29日 12時
