#65 食い違い ページ18
Okita-side
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晋助らに茶化されてすぐ、時間を見てみればもう昼。そろそろ来やがるかなーなんて思っていたら届いたメッセージ。
"ごめんなさあああい!!銀せんせーに呼ばれてお昼食べれなくなった・・・
ほんっとうにごめんなさい!明日食べようね!!!"
・・なんか、期待に裏切られた感じ。来るかー、なんてちょっと楽しみになんてしてた自分が恥ずかしすぎて死にたい。・・つかもう、楽しみってなんだ俺死ね、死ね俺。
「・・・・ちっ」
なんかむしゃくしゃして、誰かに当たりたくなって携帯を取り出した。電話帳の"や"の欄にあるザキの名前を探して、電話をかけた。
『はいもしもしー』
「あー、ザキ3分以内にパン買ってきて。じゃ」
『えぇえええええ!!??ちょま、いきな――――』
何か言いかけていたのも気にせずに電話をぶち切り。俺はタイマーを開くと3分と設定した。
―――そしてちょうど3分ギリギリ。
「はぁーっ・・・はぁーっ・・・」
「おぅ、おつかれ」
汗だらだらで息を切らした山崎が到着。つか寧ろ汗だらけで気持ち悪ィ、そう思いながら袋を受け取った時、汗だらけの手に触れてしまい思わず手を引っ込める。
「どんだけ失礼なんですかアンタぁ!!」
「汚ェから」
「あんたの腹の中のほうが汚いよ真っ黒だよ煤だらけだよ!!」
勝手に叫んで勝手に息を切らす山崎は袋を俺に向かって投げると、ハンカチを取り出し汗を拭った。帰れと思えば俺の隣に座りやがるし。
「ていうか珍しいですね、今日はAちゃんと食べないんですか?」
「いっつも食ってるみたいな言い方すんじゃねェよ、殺すぞ」
「えー、でもAちゃん基本いつもお昼になったら沖田さんのところへ行ってくるって教室飛び出しますから。今日は土方さんと居ましたけどね。喧嘩でもしました?」
「・・・は?」
俺が聞き返すと、え?と首を傾げる。・・・今なんか、"土方と"・・・っつーワードが聞こえたんだが。え、なに先生に呼ばれたーとか言ってなかったっけ。
「・・・なんて」
「え、だから今日は土方さんと・・・」
・・・なにそれどういうこと。
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御影沙羅(プロフ) - これからも、頑張って下さい!!応援してます! (2015年1月29日 20時) (レス) id: efba3898be (このIDを非表示/違反報告)
栗兎(プロフ) - 御影沙羅さん» 涙してくれたなんて嬉しすぎます・・・・!!・゚・(ノД`)・゚・ ありがとうございます!これからもよろしくお願い致します(*´∀`*) (2015年1月29日 20時) (レス) id: 199452a05e (このIDを非表示/違反報告)
御影沙羅(プロフ) - 何でかわからないけど54話ぐらいから、涙があふれてきてとまらないよぉぉぉ〜!!(涙) (2015年1月27日 22時) (レス) id: efba3898be (このIDを非表示/違反報告)
栗兎(プロフ) - 美咲さん» そそそ、そうですか!?:(;゙゚'ω゚'): そう言って頂けて嬉しいです(*ノωノ) これからもカッコいい沖田くんがかけるよう頑張りますね! (2015年1月23日 20時) (レス) id: cf9d2254e9 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - あぁ…本当に素敵だと思います。この小説。ドキドキするしキュンキュンする。 (2015年1月23日 20時) (レス) id: 03b867affd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:栗兎 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kuri-Rito/
作成日時:2015年1月6日 16時