好きになっちゃだめ。6

236 北山さんside ページ9

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♪〜









「……」









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♪♪〜









「……」









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♪♪♪〜「だぁーーーっ！！！うっせーなぁっっ！！！」









目覚まし音くらい聞こえてるっつのっ。









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昨日は結局藤ヶ谷に頼んで俺はそのまま家に帰った。









俺にはAしかいないってただ言いたかっただけなのに。









変な遠回りから始めて結果最悪な事態を招いてしまった。









距離置こうとか言っちゃったけど





前みたいに戻るのか、？









そんなこんなを考えながら仕事へ行く支度をした









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「元気ないじゃんどしたの」









いつものように、
楽屋には俺が一番乗りでその次に二階堂だった。









「俺朝テンション低いだろ、いつも」









「今日はいつも以上だから言ってんじゃん。
夜更かし？あ、Aとどうなったのよ、仲直りした？」









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今一番聞かれたくないことを聞かれた。









まぁ二階堂が背中押してくれたからそりゃ気にするわな









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「…距離置くことにした」









「は？え、待って、は…？」









高嗣がどんな表情してんのかは知らないけど



声の出し方でなんとなく
状況読み込めてないんだってわかった









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「俺が言ったこと覚えてんの？ちゃんと理解した上で

「わかってたよ、わかってた。
でも変に遠回りしたんだよ……」









「言いたいこと言い過ぎて引かれて、
いつもみたいにAの気持ちも聞かずに
俺の意見通して言いたいことがわかんなくなった」









「ミツ……ふざけんなよ……」









「…」









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…ふざけてねーよ、決してふざけてない。









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'' 俺の隣にずっといて ''









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そう言えば良かっただけなのに。









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「…どこまで不器用で素直じゃねーんだよ…」









「…だよな、自分でもそう思うわ」









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もうすぐ出会って１年になるのにな。









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…いつもいつも、振りまわしてしまう。




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