好きになっちゃだめ。6

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また小さく頷いて、静かにたいぴさんの腕の中へ。









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『うぅ……』









「いいよ泣いて。思いっきり泣きな。
その代わり、北山のこと口から出すなよ、？
Aが余計苦しくなるだけだから」









『…うわぁああぁあああ……っ』









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…思いっきり、声上げて泣いた、泣きじゃくった。









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『もうすぐっ、一年記念日なのにっ……
お祝いする前にっ…嫌われちゃっ…おえっ…うぇっ…』









「こら、北山の話はしないの。俺も妬いちゃう」









…なんで彼氏さんでもないのに
そんな優しくしてくれるんですか……




こんな私を好きだって言ってくれる人の
気持ちがわかりません









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『んっ…』









…いつの間に寝ちゃったんだろう。






体制整えようとして気づいた。





私、たいぴさん脳での中でそのまま・・・









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たいぴさんも寝てる。









しかも私の背中にブランケットまでかけてくださってる。









寝顔もお顔整ってるんですね、すごく素敵です…。









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「ん……A...？」









「ごめん…俺も寝ちゃってたみたい」









『大丈夫です…！体痛いでしょう、、？
私立ちまっ…



「いいよこのままで。離したくないもん」









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そう言って腕をひかれてまたたいぴさんの腕の中に。









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「……俺だったら、
北山よりも大事にできる自身あるのにな」









『たいぴさん……』









「…なんてごめん、
そういうとこがあいつもきっとムカつくんだよな。
Aを苦しませてるんだよな」









優しく優しく、頭を撫でてくれながら
ギューッて少し痛いくらいに抱きしめてくれてる。









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それからほっぺとか耳にチュ…ってキスされたけど、
それ以上のことはしなかった。







それもきっと、たいぴさんなりの優しさ。









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気づくと二人して並んでソファにもたれかかって寝てた。







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