105 北山さんside ページ9
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二階堂や玉、それに千賀まで
驚いた顔で藤ヶ谷の方に視線を向けた
「…なに?」
「いやっ…ガヤ急に入ってきたからびっくりしちゃって」
玉が慌ててそう言った
「なぁ、したの?」
玉が話してることなんかそっちのけで、
再び俺に視線を戻した
「…だからしてないって」
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「……ふーん」
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ふ、ふーん…!?!?
一言だけかよ
「藤ヶ谷さーん、もうそろそろ日テレ行きますよー」
「あ、はーい」
「じゃ、おつかれ」
ーバタンっ…
…藤ヶ谷は映画の宣伝で他局へ。
「…なんか珍しかったね、ガヤがミツのプライベートに
入ってくるなんて」
「…あぁ。」
「話戻るけどさ、逆になんでそれ以上のことしないの??」
…俺だって…
「…ほんとはしたいけどさ、色々とあんじゃん?
Aだって拓哉くんとつい最近別れたばっかだし」
「両想いちゃんの元カレ?」
「うん、」
「…ま、そのうち流れでそうなるっしょ。
向こうがこのことに気になりだしてからかな、多分」
「…両想いちゃんはミツが言い出してくるの、
待ってるだけなのかもよ?」
「え?」
「ほら、女子ってさ、
そういうとこあんま顔に出さないタイプの子いるじゃん?
彼の隣にいれるだけでいい。みたいな子。
きっと両想いちゃんは、
そのタイプに意外と入るのかもね」
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「…俺の隣にいれるだけでいい、か…」
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…。
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「…あ、千賀は最近どうなの?」
…変な空気になった気がしたから、千賀に話題を振った
「俺?俺はねー、むふふ。
気になる子見つけちゃった〜」
「千さんそういうとこキモいよね」
なんのお構いもなしに
ヘラヘラしながらズバッと言う玉も玉だよ…笑
「千賀、男好きになっちゃった?笑」
「やめろ二階堂!んもうっ!」
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一瞬にして明るくなった楽屋。
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…ほんとはさ、俺がしたいって言ってやり始めたとして、
やだって拒否られるのが怖いだけなんだよ
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赤ずきん(プロフ) - tama317mitsu917さん» コメントありがとうございます(^^)すごく励みになります!更新がんばりますね!また立ち寄ってください♪ (2016年9月12日 1時) (レス) id: 2bf0fe5ab2 (このIDを非表示/違反報告)
tama317mitsu917(プロフ) - 初めまして、いつも更新楽しみにしています(*^-^*)みっくん大好きで、読んですぐに引き込まれちゃいました《*≧∀≦》更新ガンバってくださいね♪ (2016年9月9日 23時) (レス) id: 497fc04ede (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あかやま。 | 作成日時:2016年8月23日 0時