好きになっちゃだめ。３

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「あ、照れた」







『てっ、照れてませんっ！///』







「あーあ、今日仕事昼からなのにAのせいで
早起きしちゃったじゃーん」







って言って、ようやく起き上がった。









『す、すみません…！』







「ねー、朝ご飯作ってー。
できるだけあっさりなもんお願い」








ん、ってまた、手を差し伸べられて、



手を繋いだままキッチンまで移動した。









もう…









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…ふいうちにするなんてほんとズルいよ、北山さん。









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『どうぞ！
自分的にはあっさりなものだと思ってるんですが…』









「お、みそ汁とところてんじゃん」









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「…あ〜、染みるわ〜・・・
朝、ところてんも合うんだな」









ふふ、ところてん、神山家では人気なんですよ♪









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「「ごちそーさまでした」」









『二日酔い、楽になりましたか？』









「朝一よりはマシになった。だけど寝てたい気分だわ」









『ふふ、相当飲みましたもんね、昨日。
寝ててください、私一回お家帰って
メイクしなきゃなので』









「……ん、わかった」









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それから、




二日酔いって言いながらも食器洗い一緒にしたり、

私服に着替えて髪の毛も軽くまとめて、

玄関まで来た。









『じゃあ私、そろそろ行き…』


「…忘れもん、ない？」









『あ、はい！大丈夫です！多分！』









「ちゃんとトイレ行った？」









『え？あ…はい…！』









「メイクは？」








『…？メイクは家帰ってからします』









「あ、そっか。あとは…」


『北山さん？』









『どうしたんですか？なんかありました？』









「いや、その…」









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「…もうちょっと一緒に居たかったなって」









『……北山さん…』









「…ま、仕事だししょうがないか。
じゃね！頑張って！」






『え？わっ！ちょっとっ…！』









ーバタン









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強引に家の外に出されたんだけど…









さっきキュンてしたのにぃぃいぃ…///





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