好きになっちゃだめ。３

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結局、だらだらしてたらあっという間に時間が過ぎてて、


気づけば夕方の四時すぎだった。









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…部屋の片付けでもしよっと。









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♪♪♪〜









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立ち上がろうとしたときに鳴った携帯の着信音。









『きたやまさっ…！！！』









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……。









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『…たいぴさん…！』









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『…もしもし』









「もしもし？ふふ、昨日ぶり」









『あ…昨日ぶり…ですね』









「いきなりだけど、
Aのしょげてる理由当ててあげよっか」









『え…』









「北山にキレられたから」









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キレられたとかでは、ないけど…









『…まぁ、そんなとこです…』









「お、当たり？やったね、嬉しい」









う、うれしい…？









たいぴさん、いくらなんでもそれひどく…


「当たったご褒美に、ご飯奢ってっ」









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…はいっ！？









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『え、ご飯、ですか！？私が、ですか！？』








「そうだよ。だってクイズに正解したんだから、
権限は俺にあるでしょ？」









…たいぴさんこんな人だったっけ…？？









でもどうせ、
このまま家にいてもだらだらするだろうし、
外の空気吸いたいからいっか。









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『たいぴさん、お仕事終わられました？』









「今日はもうこれからフリーだよ」









『じゃあ食べに行きましょう…？』









「はは、俺芸能人ってことわかってる？」









ハッ！！！
そうだった、忘れてた、、、



何考えてんだ私。









『そうでしたよねっ！なんかすみません…。ではまた…


「行かないの？」









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、、、









『…え？？』








「さっきのうそうそ。行こ。前にニカと行った居酒屋ね」









じゃあ、って一方的に切られた電話。









…どうでもいいけど、あの居酒屋さん、
きすまいメンバーよく行くんだね









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…たいぴさん、ちょっとSだよね




自分から言っといて、芸能人気取りしてからかってからの
もう一回ご飯行こって。









…そんなたいぴさん、ちょっと可愛いかも。






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