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なにそれ…、
「あん時飲みすぎて寝たのは事実だったけど、
寝ようとしたときに二階堂がAに話してたから、
寝たふりしてそのまま聞いてた」
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『…そんな嘘つかないで起きてればよかったのに』
「あの雰囲気で
俺起きたらあんな話ぜってーしないじゃん。
そうなることわかりきってたんだって」
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…あーもう…
必死に隠し続けてきた自分が恥ずかしい…///
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「A、」
恥ずかしくて下を向いてた私は
ゆっくりと北山さんの方に向いた
「俺、別にね、来んなとかそんなひどいこと言わないよ、
Aはもともと俺のファンだったってこともあるし。
それに来てくれるのはすっげー嬉しい」
そう言って、私の手を握った。
「…けど逆に恥ずかしいっつーか、
お前を不安にさせたくねーんだよ。
ファンの子の目が気になんでしょ?」
『…はい』
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” ファンの子の目が気になる ”
いくら彼女だからって、
そんなこと言える立場じゃないことわかってる。
わかってるから、
わざと気にしないようにしようとしてるの。
だけどこんなこと言ってたら、
重いって思われるのが嫌だから
今まで本人の前で口には出さなかった。
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「けど、前も言ったけど仕事柄
女の子にきゃっきゃっきゃっきゃっ言われるやつだから
不安にさせるのは付き物なんだよ。
んで、あと一つ理解しといてほしいことある」
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「アイドルのときの俺は、みんなの北山さんだから」
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「…うっし、メンバーに挨拶にでも行こっか」
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…そう言った北山さんの背中をゆっくりと追いかけた
…みんなの北山さん。
そんなのわかってる。たったの三時間ちょっとだけ。
家に帰ったら、いつも通りの、
ファンの子達にはわからない北山さんに戻る。
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…って、私ひどすぎるよね。
だけどそうでもしなきゃ、私の心が持たないかもしれない。
だから北山さんのあとを追う間、懸命にプラスの考えを
自分の脳に循環させた。
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赤ずきん(プロフ) - tama317mitsu917さん» コメントありがとうございます(^^)すごく励みになります!更新がんばりますね!また立ち寄ってください♪ (2016年9月12日 1時) (レス) id: 2bf0fe5ab2 (このIDを非表示/違反報告)
tama317mitsu917(プロフ) - 初めまして、いつも更新楽しみにしています(*^-^*)みっくん大好きで、読んですぐに引き込まれちゃいました《*≧∀≦》更新ガンバってくださいね♪ (2016年9月9日 23時) (レス) id: 497fc04ede (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あかやま。 | 作成日時:2016年8月23日 0時