好きになっちゃだめ。３

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「ふっ、前も思ったけど、やっぱそれデカいね」









お風呂から出て着るものがなかった私は、
こないだ貸してもらったパーカーをまた着させてもらった









「…？なんで下向いてんの？」









いやいや…アナタならわかるでしょ…！



お風呂上がりはすっぴんなんだもん、
恥ずかしくて普通に接せない。









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『そのっ…すっぴん…だから…///』









「え？…あ、そういうことね。
でも俺、あんまそういうの気にしないから
普通にしてていいよ」









……なんだ。






あんまり気にしないタイプなんだ…。







恥ずかしがってた私がバカじゃない。









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ちょっとだけムカッとして
隠してる手を戻してソファに戻った。









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「かわいいじゃん」









『え？』








「すっぴん。まんまと俺の作戦に引っかかったね笑」









『なっ…///』








「あんま気にしないのはほんとだけど、
見てみたいとは思ったから」









『…北山さんのうそつき///』









「はははっ！でもほんとにかわいいよ。
隠さなくていいと思う。」









…まぁ、一応



『ありがとう…ございます…///』









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「寝よっか」









ん、って左手出してくれて、


おそるおそる、北山さんの左手に私の右手を差し伸べた。









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あ、水飲んでくるって、
先に寝室に私を入れてリビングへ戻っていった。









…久しぶりの北山さんの部屋。








私はベッドの奥へ移動して、
とりあえず北山さんが寝るとこを開けた









一緒に…寝るのかな…？









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心臓はバックバクだけど、ベッドのシーツやブランケットが
北山さんの匂いでいっぱいだから気持ちよくて
うとうとしてきてる。









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いつの間にか私は…









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もうおやすみしてた。





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