好きになっちゃだめ。３

121 北山さんside ページ28

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…昨日の夜、



やっとAと、初めて体を重ねた。









もうさ、めっちゃ甘い声出すんだよね、A。




俺もそれで調子乗っちゃって、あんま眠れなかった。







だけどこれから切り替えなきゃだわ、朝一の飛行機で
福岡まで飛ぶんだもん。







シャワー借りて、服着替えて寝室へ一度行った。









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…やっぱ寝てるかー。






だよな、海で遊んだあとにそのまましたもん、疲れるよな









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「…おはよ、行ってくる。また夜暇なとき電話するから」









そう言っておでこにキス落として、
Aん家を出た。









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「…痛ってー…っっ」






腰が……









「もうなにぃ…！！！さっきから痛い痛いうっせーなー！
腹壊したの？Aのマズい料理食べさせられたの？」









「馬鹿野郎っ、Aの料理なめんなよ？
すっげー驚くほど上手いんだからな」









「そうなのー！？なんか意外！」








おいおい、それは逆に失礼だろ








「じゃあ何が痛いの。
少なからずともA関係あるんじゃなくて？」









「なんでもいいだろ…ったく、」








っんとに二階堂……。









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「昨日海行ってたんだろ、北山」









「なっ…」









「は、え、だれと」









「Aと」








「えっ、なにそれ…俺初耳なんすけど」








「なんでもかんでもお前に言うわけねーだろうがっ」







「楽しそうだったね、A」







「お、おう。楽しかったよ」









「Aの水着姿見たかったーー！！！！泣」









「お前は見なくていい！！」









「バカ、にか。可愛いに決まってんだろ」









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……今なんつった…？









可愛いに決まってんだろ？









そうかもしれない。いや実際そうだったけど、









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…おのれ藤ヶ谷









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