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『北山さん?
水鉄砲しないんですか?』
「しない。やっぱ海入る。」
……?
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ゴクゴクゴク…
…くぅ〜ってコーラを一気飲みしたあと、
「行こうぜ」
私の手をとって海へ一緒に走って行った。
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『きゃっ!ちょっと北山さんっ冷たっ、わぁっ!!』
「ほれほれー」
『私もやり返しますよ!ほらっ!ほらほら!』
「わぁっ!!ったく、やったな?笑。ほれーーっ!」
きゃぁあっ!!って思いっきりはしゃぐ私たち。
もう夕日がオレンジ色に染まってきてるって言うのにね。
まぁここは、人がいるところから離れてるから、
有名人の北山さんもめちゃめちゃはしゃげる。
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「あぁー、疲れたっ」
顔を手で覆うように水気をとって、
頭振ってぱぁぁーっ、って爽やかなとこも、カッコよく見える
『もう北山さんっ、はしゃぎすぎですよ、
子供じゃないのに笑』
気づけばお腹のあたりまで海に入ってて。
お互いプカープカーって。
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『わっ!』
「捕まえたっ」
気を抜いてるすきに後ろから
むぎゅーってしてきた北山さん。
「ふふ、今日短かったけど楽しかった?」
『はい///もう最高の思い出です!』
「ちゃんと俺、リードできてたかな」
周りに誰もいない、ましてやもう上がってくださーいって
呼びかけする人が来る時間帯なのに
海に浸かってくっつきながらプカプカしてる私たち。
『ふふ、すごくリードしてくださってましたよ!』
「まじ?良かったわ。じゃあお礼のチューくださーい」
『やっ、やですよっ///無理ですっ///』
「えー、つまんねー。んじゃ俺から」
って言って、唇をすくうようにキスされた。
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…?///
『き、きたやまっ…んっあっ、んん…///』
いつも急にキスしてくるときは強引だけど、
今日はいつも以上に強引で、長いキス。
『んっ…きたやまさんっ、どうしたんですか?』
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「…ずっとこうしてなきゃ、
Aがどっか行っちゃう気がして」
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長い間降り注がれたキスは、
しょっぱくて、なぜか少し切ない味だった。
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赤ずきん(プロフ) - tama317mitsu917さん» コメントありがとうございます(^^)すごく励みになります!更新がんばりますね!また立ち寄ってください♪ (2016年9月12日 1時) (レス) id: 2bf0fe5ab2 (このIDを非表示/違反報告)
tama317mitsu917(プロフ) - 初めまして、いつも更新楽しみにしています(*^-^*)みっくん大好きで、読んですぐに引き込まれちゃいました《*≧∀≦》更新ガンバってくださいね♪ (2016年9月9日 23時) (レス) id: 497fc04ede (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あかやま。 | 作成日時:2016年8月23日 0時