好きになっちゃだめ。３

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『お願いっ！！』









「え〜、私？
二人でルンルン行ってきたらいいじゃん」









次の日のお昼、水着選びに
りんに着いてきてもらおうと思って、
必死で顔の前で手を合わせてます。









『いやいや、そういう訳にはいかないのっ』









相手はアイドルなんだから。



それに水着選んでもらうだなんて恥ずかしすぎてやだ…///









「みなみちゃんに聞けばいいじゃん。
男性の好みわかってそうじゃない？」








『私もそう思って聞いたよ？
だけどまともに答えてくれないの』









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みなみちゃん、男性が好む水着ってどんな感じかな？






え、急にどうしたんですか先輩っ！
まさかこの真夏に恋のキューピッド舞い降っ…


しーー！！！





声おっきいってば…っ！！！









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『…ってなったわけでございましてですね、』









「で、最終的に私ということ」








『はい…』









…もちろん、拓也にも聞いてみようかなって思ったけど


それはそれで拓也に対して
何かと失礼じゃないかなって思ったから。









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「わかった、ついてったげるよ」







『ほんと！？ありがとう！！』








「けどさ、やっぱり男の人に聞くって重要じゃない？」








私の意見がすべて正解なわけないし、って
正当な意見を言った









「誰か優男的な後輩とか先輩思いつかないの？」









男性…だよね…









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男性…









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あ…いた…









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『…たいぴさん』









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「……ん？た、たいぴさん？？」









『そう』









カッコ良くて、優しくて、

女の子のハートをいつも奪っちゃうすごい人。









『藤ヶ谷さんのこと』









「あ、なるほどね！メンバーいいじゃん！
ってやっぱり、アイドルと関わったら世界変わるね」









『ふふ、そう？』









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水着は明日、りんに付き合ってもらうことにした。








今日は、たいぴさんに電話。






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