好きになっちゃだめ。３

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『でも私っ、明日お仕事早いですしっ…！』









帰りたいわけじゃないのに、嘘ついてみた。









「明日土曜なのにないっしょ」






『あっ……』









…明日土曜日だった…



嘘つくの苦手です…









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「うっし、一緒に風呂入ろ」









って確信したように
少しフラつき気味でソファから立って、私の腕をとる。









『ちょっ！！ちょちょちょ、北山さん！？！？///』









腕を引いていくのを反対の手で必死に止めてる私。









「んー？」








『やっぱり飲みすぎてません！？急にそのっ…





チャラくなったというか…』









「そんなん前から言われてるしー」









『いや、そうなのかもしれないけどっ…、
ちょっとまだ心の準備が…っ』









「はははっ」









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『……え？』









「冗談〜。俺一人で入ってくるから、待ってて」









…一人になったリビング。









…なにこの感覚…









ここに泊まるの初めてなわけじゃないのに、
初めて来たみたいな…初心の気持ちってやつ…？









…冷静に考えれば、
今ここで抜け出せば解放されるんだろうけど、









私ももう少しだけ、、、北山さんと居たい。









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「…A？」









『…？









……きゃぁあぁぁ！？！？！？！？///』









「な、なに！？声でかいってマジでっ…！！」









声がした方に振り返った瞬間、その…///









『うっ…///うっ、上の服っ…///
着てないじゃないですか…///』









「え？…あ、ほんとだ。ごめんごめん笑」








いつもこんなだから笑。





ってシンクに行って水を飲みに行った。









…びっくりしたよ。





っていうか、
お風呂入る前となんかキャラが別人みたいなんだけど…









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『…酔い醒めました？』









「あぁ。まだほんのちょっと残ってるけど。
…ぜってー明日しんどくなってるわ」








うぅ、気持ちわりぃいぃ…って苦そうな顔してる。







それは置いといて…









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『北山さん、私に言ったこと覚えてますか？』









「泊まってって言ったやつ？」









…うそでしょ









…この人覚えてる…






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