39 北山さんside ページ40
タクシーの中でだって、
耳塞ぐのでその間住所運転手さんに伝えてください! って、
ちょっと変わったこと言うの笑。
まぁ芸能人の家の住所知ったらまずいよな
.
『部屋に入っちゃだめっていうのはわかってます。
でも北山さんのことすごい心配だからっ…、』
その言葉に驚く俺。
心配。
そんなの久しぶりに言われたかもしれない。
だから俺の中での甘えが出ちゃって、
つい家にAちゃんを入れた。
.
『北山さん横になっててください。
キッチンお借りしてもいいですか?』
「あーご飯ならだいじょー...」
『ダメですよ、横になってなきゃ』
そう言われてお粥を作ってくれた。
食べたら、予想以上に上手くて、
すっごい優しい味だった。
Aちゃんもさ、良かったーってホッとしてくれてて。
もうちょっと居てくれないかな、なんて思っちゃったりして。
だって可愛いんだもん。
一つ一つの行動が。
そんな彼女にちょっとおねだり。
してみたけど、予想と外れたこと言われたからびっくりした
「…まじで居てくれんの?」
『北山さんが嫌だったらかえりっ…』
「帰んなくていい帰んなくていい!
一緒に居たいって言ったの俺だから!」
『じゃあ…/// あとちょっとだけ居させてもらいます…///』
照れてるAちゃんも可愛いくて。
ちょっとからかっただけで顔真っ赤にしてさ、
恥ずかしがんだよ、
なんかそれで俺、ちょっと笑顔になっちゃうわ。
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作者名:あかやま。 | 作成日時:2016年5月22日 21時