恋。２

# ページ36

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「そうなの……？」






突然の暴露に驚きが隠せない








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「振ったんだ、俺が」




「なんで…上手くいってるって言ってたじゃん…」




「そう思い込んでたつもりだったんだけどな」







そう言ってまたははって心から思ってもない
笑い方で海の方見て苦笑い








「思い込んでたってどういうこと？」





「……真由のことが好きで付き合ったんじゃない」





「え…？」





「自分の気持ち抑えようとしてたときに
偶然真由から告白されてそのまま付き合った」








自分の気持ちってなに……？

じゃあ真由ちゃんからしたらどんな思いで……








「好きになろうと努力したけど
やっぱ完璧好きにはなれなかった」






「そんなの…真由ちゃん可哀想じゃん…」





「どう？今の話聞いて引いた？」








なんで後ろに手ついて申し訳ない素振りもなく
そんな平然としてられるわけ、？







「A？」





「真由ちゃんは宏のこと本気で好きで
気持ち伝えてくれたんでしょ？
真由ちゃんだって想い伝えるのに勇気いっただろうに
どうしてそれを踏みにじるようなことするの？
真由ちゃんがこの事実知ったらどんな顔するか
ちゃんと考えたことある？！
想い伝えるっていう行動はそんなっ……







・・そんな簡単なことじゃないんだよ






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本気で好きでも
想い伝えられない人だっているのわかってよ、、







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真由ちゃんどんな気持ちで宏に告白したか、


「じゃあもう俺の前に現れんなよ……」






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消えそうな声で顔を手で覆いながらそう宏がつぶやいた









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「私………？」






「お願いだから俺の前で笑うなよ、
はしゃぐなよ、一緒に居ないでくれよ」






「なにそれ……どうしてそんなに言われなきゃ、

「俺だってわかんねえよ…！！」








突然頭くしゃくしゃして久々こんな宏を見た気がする




なんで注意した私がそこまで制限されなきゃいけないの、？

私の事そんな嫌いだったんだ？？









「もういい…私先帰るね………」





「待てって、」






立ち上がる私の後を追うように宏も立って私の腕を掴む






「離してよ、現れんなって言ったの宏じゃん、」





「そうじゃなくて、

「いいから離して！
宏なんかっ！！宏なんか大っ嫌っ……───────









その瞬間掴まれてた腕が解放されて
気づけば後ろに温もりを感じていた





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