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「...いや、....だから冗談でっ...
『栄養管理士になるのが私の夢なの。
大学行くとしたって料理できなきゃやばいし、』
管理栄養士になりたいのは本当だけど、
少しでも先生と一緒に居たいって思ったのが本音。
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「んー...、じゃあ試しに今から作ってくれる?」
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若干上目遣いしてそう聞いてきた先生に
ドキってしながらも、うんって元気よく答えて作り始めた
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「なんか手伝おっか?」
『ううんっ、先生ゆっくりしてて!』
「じゃあテレビ見てていい?」
『どうぞ!』
それからドスッとソファに座った先生は、
テレビをつけてぎゃはははっ!って笑ったり
いやそれは違うだろってブツブツ言いながら
ミステリードラマも見てた
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『・・・・どう?』
「.....おまえ、」
マイナスなコメントが返ってこないかドキドキしてる...
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「すげーな才能ありすぎだろ」
『...美味しいですか?』
「ん、激うまっ、正直なめてたわ」
って笑いながら
生姜焼きと白ご飯を口いっぱい頬張る先生
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「...ん?なんかついてる?」
『え...!いやっ、先生美味しそうに食べるなーって』
「んはは、だって美味いんだもん」
...ド直球に言ってくれてほんとにドキドキしっぱなし
作り概いがすごくある
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「ごちそうさま、ありがとな」
『こちらこそ
数学教えてくれてありがとうございました!』
「いいってもんよ、あ、じゃあ次は明後日な」
『...また来てくれるの?』
「言ったろ?Aが本気なら応えてやるって」
...せんせっ.....今下の名前...
「晩メシもあるしな」
そう言ってニヤッと笑う先生
『...ふふ、これから頑張るね』
「俺の晩飯作るからって決して
勉強手抜いちゃだめだからなー?笑」
『もー、わかってるよ!』
「んははっ、じゃあおやすみA」
『っ.....お、おやすみなさい...///』
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パタリ...と閉まったドア
ふいに下の名前で呼んでくれた…
心臓がドクンって跳ねた...
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だめだ...私完全にもう先生のこと...
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絵里奈(プロフ) - 続き楽しみにしています。 (2020年10月23日 17時) (レス) id: 0dbf2e6a14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あかやま。 | 作成日時:2019年1月25日 23時