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28 北山side ページ28

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こんな夜中に何外歩き回ってんだよって
ほんとは言おうと思ってたけど




泣く前から両手震えてるし
ごめんなさい、なんて歩き回ってることに対して
ずっと謝ってんのかと思ったら俺への心配だし




俺も俺で、ただ背中を擦ることしかできなかったのに
こいつの頭撫でてるし


…それに








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母ちゃんのことも聞いたら注意するどころじゃなかった








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俺がいる、って咄嗟に口にしてて。

ただの教師が、しかも隣に住んでるだけの俺が。



けど、守る人が近くにいないのに
教師が何もしなくていいのかよって









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「……A」







俺の背中に腕を回して泣きじゃくるこいつのこと、
俺はほんとにただの教え子だけとして接してるのか








大丈夫だってもっかい言ってやりたいのに
Aの背中に腕を回していいのかわかんねえ


教師がこんなんしたら今どきはセ クハラになるのか?
境界線があることによって距離が難しい。






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モヤッとしてるこの感じ

…なんでだよ、なんで俺こんな気持ちになってんだよ









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「泣き止んだ?」




『あい…っ…』




「ふっ、顔やべーぞ」




『み、見ないでくださいっ…!!』




「お前から抱きつきに来たんじゃん笑」




『だ、だって…!//』




「嘘うそ、ほらティッシュ」








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渡すと俺に見えないように鼻をかむA。




震えもなくなってるし、ちょっと弄って正解だったかな









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「もうこんな時間だし早く風呂入って寝ろよ?
一人で大丈夫か?」




『だい、じょうぶ…』




「ほんとに?」




『な、なんでそんなに優しいの先生、、』




「俺はいつでも優しいって何千回言えばわかんだよ」




『でもっ…

「これはまじで聞いてる、大丈夫なんだな?」








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『……うん、大丈夫』




「よし、万が一危ない目にあったら困るから
連絡先交換しとこーぜ」






口がポカンって空いてるAの携帯借りて
ポチポチ操作してまた返した









「なんかあったらすぐ連絡すること、
あっ他の生徒に絶対教えんなよ?」





『は、はいっ…!』





「じゃ腹出して寝んなよ、おやすみ」





『せんせっっ、!!!』






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玄関のドアに手をかけたら背後からの声








『ありがとう…』






安心した笑顔でそう言うこいつの顔みて俺は部屋へ戻った


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設定キーワード:北山宏光 , キスマイ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:あかやま。 | 作成日時:2019年1月25日 23時

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