北山家のクリスマス ページ31
.
「あー！ぱぱぁー！！」
そう言ってテレビの前で宏くんを指さす娘の舞。
.
「ふふ、パパだね。
舞も幼稚園でこのおうた歌ったでしょ？」
「うん！ぱぱよりまいの方がおうたじょーずー！」
「そうなの？」
「わたちっかーらーめりくりすまちゅ♪」
「ほんとだ、まいの方が上手だね？」
ソファに座って隣でご機嫌よく歌ってる
娘の頭を撫でながら言った。
宏くんはクリスマスの今日も生放送。
わかってるよ、大丈夫。
私のことはともかく、舞のことは気にしないで、って
彼が仕事行く前に玄関で言った。
今はみーんなの宏くんなんだから、
ちゃんとアイドルしなきゃね。
.
.
.
「よしっ！髪乾いたね、そろそろ寝よっか」
「ままー？ぱぱはー？」
「パパはね、まだみんなに笑顔届けてるの」
「えがお？ケーキぱぱと食べたーい」
「ケーキはさっきママと食べたでしょ？」
「やぁーだぁ！パパもいっしょにたべゆの！」
「まい、もうお寝んねの時間だよ？」
「やぁー！！ぱぱぁ！ぱぱはやくぅー！！」
.....始まってしまった。
急に寂しくなるとパパって言い出す時間。
・・・・ひろくん、まだかな？
もう出番終わってから2時間経とうと...
ー ガチャ
「ただいまー」
.
「ぱぱぁー！！」
玄関から宏くんの声が聞こえると、
すかさずソファから降りて宏くんの元へ走りに行った舞
.
「おー舞！ただいま、いい子にしてたか？」
するとよいしょ、って駆け寄った舞を抱っこする宏くん
「うんっ！してた！」
「偉いじゃんか！」
「ぱぱおうたうたってたね！」
「見てくれたのか！？恥ずかしいなぁ」
そう言ってまじで！？って顔だけ向けられたから
うん笑、って私も微笑んだ。
.
「それより舞もう寝る時間じゃねーの？」
「まい、ぱぱとケーキ食べゆ」
「ケーキ？あー、、、」
また顔だけこちらに向けた宏くんに
歯磨きしたし夜遅いからだめ...！とは口に出さず
はみがきして腕でバッテンするジェスチャーをすると
わかったって悟るように把握してくれた
「うっし舞、ぱぱと一緒に寝るぞ！」
「やぁ！ケーキ！！」
「ケーキは明日食べよーぜ？
パパケーキより舞と遊びたいなぁー、いちゃいちゃしよーぜ」
いちゃいちゃって.......笑
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 661人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あかやま。(プロフ) - ゆなさん» コメントありがとうございます^ ^ ほんとですか！！好評で良かったです！メンバーの下着トーク、妄想広げてみました（笑）藤北先輩シリーズ今後もUPしていきますね！ (2019年2月25日 16時) (
レス) id: 0e8a283691 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - こんにちは！藤北先輩シリーズとても面白いです！下着トークいいですね〜(笑)ぜひもっといろんな藤北先輩シリーズ読んでみたいです！ (2019年2月24日 16時) (レス) id: 8abb1e480e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あかやま。
| 作成日時：2018年1月21日 1時
