恋 。

お店のお客さん ページ3

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なんで……









店長呼べばいい話なのに、呼べない、、、







私どうかしてる……









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「てか早く名前教えてよ、俺の知ってるくせに」









『お客さまには言えないっ…


「どうせ下の名前も知ってんでしょ？試しに言ってみ？」









…早く戻らなきゃって思うのに、
北山さんに密着しちゃって動かない









これは早く言って解放されるべき、、、









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『…ひろみつ・・・』









「やば、興奮してきたんだけど」









「てか早く名前、言わなきゃキスすんぞ」









『こっ…！こうやまAです…』









「A、、かわいいね」









そう言われて私の体がビクッと反応する









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『お客さま… 「ひろみつ。俺は宏光」












お客さんに下の名前で呼べるわけないでしょ…









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『……北山さん、酔ってますか…？』







「まぁ一件ふらっと行ったからね」






って言いながらグラスに残ってるビールを飲む









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「俺ね、恋しちゃったの」









『こい……』








「一目惚れ。
ずっと手に入れたかったんだけど、
ゴールまでもうすぐなんだよね」






『か、会社の女性ですか、、？
北山さん、さぞかしモテそうですもんね、、！』







「それ本気で言ってる？まぁ嘘じゃないけど」









否定しないんかい






やばい、さっきよりめちゃめちゃ近いし
心拍数が早まるばかり








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「目の前にいる子なんだけど。」









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っ…！









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「嫌なら店長呼べよ？」






そう言って顔を近づけてくるけど拒めくなってた。









…ゆっくりお互いの唇が重なった。








アルコールを含んだ、ほんとに酔っちゃいそうなキス。






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「…拒否んないとか、完璧俺に惚れてんね」









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…今までずっと苦手意識持ってた。


つもりだった。






よく考えればお友達さんとの会話も通る度に
ひっそり聞いてたときもあったし、
北山さんが来るだけで毎回心拍数上がってたのも確か。









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『…そうですけど何か、？』







「俺そういうの嫌いじゃないよ」









そう言ってまた、唇を重ねた。









end.



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