アンタらが大嫌いだ。【ヒロアカ】

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僕には自慢の姉さんがいた。

頭が良くて、
人一倍正義感が強くて、
面白くて、優しい姉さんが。

憧れの雄英高校に合格し、
田舎の実家から都会へ上京していった。

それからしばらくして、
テレビに姉さんが映っていた。

笑顔でメダルを手にする姉さん。
僕も自然と口角が上がっていた。

またしばらくして、家に電話が掛かってきた。
姉さんからだ。

_______明日、家に帰るかんねぇ、お土産待っててけろ!!_______

電話越しに聞こえる嬉しそうな声。

姉さんに会える。

明日が楽しみだ。

翌日の昼過ぎ頃。
姉さんはまだ来ない。

おかしい、早朝に家を出て、
大体９時頃には家に着くと言っていたのに。

なんだろう。
とてつもなく嫌な予感がした。

電話の呼鈴が鳴り響いた。
姉さんからだろうか。

僕は急いで電話に出た。

警察からだった。

___御宅の娘さんが早朝敵(ヴィラン)に襲われ、
　たった今、搬送先の病院で死亡が確認されました___

受話器が手から滑り落ちた。

その日は僕の14回目の誕生日。

そして、

アンタら(ヒーロー)の事が大嫌いになった、とっても最悪な日だ。執筆状態：連載中