42滴 ページ42
今日は先日サボった授業の課題の為に図書室へ。
資料を確認しつつ、課題と向き合っているが…
『分からないですね…』
あと少しの所で終わりそうなのに…課題を見ながら唸っていたら、声をかけられた。
「唸っているが…大丈夫かい？」
『うるさかったですね…申し訳ございません。』
「いや、大丈夫だけど…もしかして、キミがヴィルのお気に入りという子かな？」
私をじっと見て、聞いてくる。
自らお気に入りです。なんて言えないよ…お気に入りってなんか…ねぇ？
『えっと…』
「すまないね、変な聞き方をしてしまって…。
名前を教えてもらえるかい？」
『Aです…。』
「キミが…。ボクはリドル･ローズハート。ハーツラビュル寮の寮長。」
『エースくんの所の…』
「エース……この前はうちの1年が迷惑かけたようだね、申し訳なかった。ボクからも謝らせてくれないか？」
『あ、いえ…不慮の事故とも言えるので…』
そう言うと、ボクからキツく言っておくからねと。笑顔に何となく怖いオーラが見えた…気がした。
「それでAが唸ってたのは何かあったのかい？」
『あ、それは…恥ずかしながら、この問題が理解出来ず、資料を読んでもダメだったので…』
「あぁ、これだね。これはこっちの本の方がわかりやすいよ」
『そうなんですね…！ありがとうございます。』
リドルさんは手に持ってた本を開き、私に渡してくれた。
そのまま、他の問題も全部教えてくれて……
『で…できました。』
「Aは理解が早くて、とても教えがいがあったよ。
他は大丈夫かい？分からない箇所は…？」
『とりあえずは大丈夫そうです。
リドルさんの教え方が良かったおかげですよ、本当にありがとうございます』
「もし他に分からないことがあったら、いつでも聞いていいからね？」
『はい。その時はよろしくお願いします。
…ところでリドルさんのお時間は宜しかったのでしょうか？』
リドルさんも用事があって、図書室に来たのだろうから…私に構ってリドルさんの用事が済んでなかったら申し訳なさすぎる…
「ボクは本を返しに来ただけだから、大丈夫だよ。」
『それなら…あの、もしまだお時間があるなら…お礼にお茶でもどうでしょうか？』
「ボクはエース達が迷惑をかけたお詫びと思ってたのだけど…Aからのお誘いなら是非」
そう言って微笑んでくれた。
行きましょうかと2人して席を立ったら、リドルさんが知らない人に突撃されました。
『…！？』
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愛羅(プロフ) - 続編も楽しみにさせていただきます。 (2020年8月17日 20時) (
レス) id: 2129d10c64 (このIDを非表示/違反報告)
アリス。(プロフ) - 愛羅さん» 尊敬される程ではないですよ…。更新頻度は低いですが、これからも読んで頂けると嬉しいです。話数がないので続編に移行しますので、続編も引き続きよろしくお願いします。 (2020年8月15日 14時) (レス) id: dfed4aa78b (このIDを非表示/違反報告)
愛羅(プロフ) - 拙い文章で、お恥ずかしいです。本当に、尊敬します (2020年7月29日 3時) (レス) id: 2129d10c64 (このIDを非表示/違反報告)
アリス。(プロフ) - 愛羅さん» ありがとうございます。そう言っていただき嬉しいです。 (2020年7月6日 0時) (レス) id: dfed4aa78b (このIDを非表示/違反報告)
愛羅(プロフ) - この物語好きです。ヴィル様が好きで読み始め、この物語に感動しました。続き、楽しみにしてます！ (2020年6月23日 20時) (レス) id: 2129d10c64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アリス。 | 作成日時：2020年5月14日 20時
