25滴 ページ25
__朝
「起きなさい、A。」
『ん…ヴィル……？』
重たい瞼を開けて見ると、ヴィルが既に着替え終わって、メイクも済んでいた。
「おはよう、さっさと支度しなさい？」
『うん……すゃ…』
「ほら、寝ないの！」
私の頬をむにむにとし、起こす。
『…ふぁ……ふ。制服。』
パッと魔法で着替えて、リボンを結ぶ。顔を洗って、ヴィルに言われたメイクを軽くして、髪を軽く梳き、ウィッグをつける。
『できた』
「うん、上出来よ」
ヴィルに褒められて、部屋を出てご飯を。
ルークさんは変わらずに接してくれたけど、エペルくんがなんとなく…
『エペルくん…』
「王女様って聞いてから、なんか緊張しちゃって…」
「普通にしてなさい。このAは王女のAじゃないわ」
『一般人のAです』
「一般人って言い方もどうかと思うわよ…」
『変わらずにいてくれたら、嬉しいな？』
「…うん」
エペルくんは私を見たと思えば、下を向いてしまった…。
「無自覚って恐ろしいね、ヴィル」
「ホントよね」
『…？』
．
．
．
校舎へ行くと、何やら噂と言うのが流行っていた。
__「なぁ、この学園に金髪の女の子の幽霊が出るらしいぜ…」
__「あぁ、昨日のマジカメのだろ？めっちゃバズってたよな…」
__「聞いた話によると……」
．
．
「……それって」
『私ですね』
「やっぱり…」
『噂って広まるの早いですね』
「Aはマジカメやってないの？」
『興味が無いので。あと、色々面倒な事が起きそうだから、写真にも写るな。とヴィルに言われてるので』
「そう、なんだ…。ヴィルサンは凄いらしいよ？」
『ヴィルですからね！』
「ヴィルサンだけには興味があるんだね…」
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愛羅(プロフ) - 続編も楽しみにさせていただきます。 (2020年8月17日 20時) (
レス) id: 2129d10c64 (このIDを非表示/違反報告)
アリス。(プロフ) - 愛羅さん» 尊敬される程ではないですよ…。更新頻度は低いですが、これからも読んで頂けると嬉しいです。話数がないので続編に移行しますので、続編も引き続きよろしくお願いします。 (2020年8月15日 14時) (レス) id: dfed4aa78b (このIDを非表示/違反報告)
愛羅(プロフ) - 拙い文章で、お恥ずかしいです。本当に、尊敬します (2020年7月29日 3時) (レス) id: 2129d10c64 (このIDを非表示/違反報告)
アリス。(プロフ) - 愛羅さん» ありがとうございます。そう言っていただき嬉しいです。 (2020年7月6日 0時) (レス) id: dfed4aa78b (このIDを非表示/違反報告)
愛羅(プロフ) - この物語好きです。ヴィル様が好きで読み始め、この物語に感動しました。続き、楽しみにしてます！ (2020年6月23日 20時) (レス) id: 2129d10c64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アリス。 | 作成日時：2020年5月14日 20時
