19滴 ページ19
ユウくんにはいい作戦があるそうで……
『では、行きましょうか？』
「ルーナライト、やる気満々じゃん」
『早く帰りたいだけですよ？』
「よし…行こう！！！！」
デュースくんの掛け声により、作戦開始となった。
グリムくんとユウくんがバケモノを洞窟から出して、少し離れた所に追いやり、グリムくんの炎とエースくんの風の魔法で怯ませ、そしてデュースくんの大釜で押し潰す。
『では…ユニーク魔法【
私が動けないように地面と身体を凍らせたら完璧。
作戦が成功し、バケモノが動けない間に魔法石を取りに行く。
魔法石を取ったところで、バケモノが暴れ始め動き出す。
私はもう一度ユニーク魔法を、デュースくんは大釜を連続召喚し、また動けなくなったその隙に逃げる。
ちょっと使いすぎたかな…身体が冷えてきた……。
「ルーナライトってユニーク魔法使えるんだな？」
『まあ…使えますが、今はそれどころじゃないですよ。逃げましょう！！』
ドワーフ鉱山を出て、鏡の元へと急いだ。
だが、バケモノは私達を追いかけて来ていて、追いつきそうになっていた。
「嘘だろ！？あんだけの重しを全部押しのけて追っかけてきた！？」
『さすがバケモノですね』
「何を呑気に…くっ……このままじゃ追いつかれるっ…！！」
身体が冷えてきてるが…仕方ない。
『そのまま走ってください！！』
「ルーナライトさん！？」
「お前何する気だよ！！！！」
『時間を稼ぎます……ユニーク魔法…』
私はもう一度ユニーク魔法を使い、バケモノに攻撃し、凍らせていく。
足元が凍ったバケモノは動きが鈍くなり、私達にはギリギリ追いつかないくらいになった。
『ﾊｧ……寒い…』
指先が青くなり始めたところで私は限界と感じ魔法を止め座り込んだ。
すると、バケモノはまた動き出した。
エースくんは私に駆け寄り、寒いと言う私にジャケットをかけてくれた。
「つーか、女の子に守られて帰るんじゃオレらダッセーよな？」
「女1人守れなかったら、男じゃねぇよな！！」
「俺様の真の力を見せてやるんだゾ！！」
3人は一斉にバケモノに攻撃した。
かなり弱ってたバケモノは呻き声をあげ、そのまま消えていった。
バケモノを倒し、喜んでる3人を見て私も嬉しくなる。
これで退学にならなくて済むと思ったら、安心した…。
けど、そもそも私は退学になるようなこと、してないんだけどな？
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愛羅(プロフ) - 続編も楽しみにさせていただきます。 (2020年8月17日 20時) (
レス) id: 2129d10c64 (このIDを非表示/違反報告)
アリス。(プロフ) - 愛羅さん» 尊敬される程ではないですよ…。更新頻度は低いですが、これからも読んで頂けると嬉しいです。話数がないので続編に移行しますので、続編も引き続きよろしくお願いします。 (2020年8月15日 14時) (レス) id: dfed4aa78b (このIDを非表示/違反報告)
愛羅(プロフ) - 拙い文章で、お恥ずかしいです。本当に、尊敬します (2020年7月29日 3時) (レス) id: 2129d10c64 (このIDを非表示/違反報告)
アリス。(プロフ) - 愛羅さん» ありがとうございます。そう言っていただき嬉しいです。 (2020年7月6日 0時) (レス) id: dfed4aa78b (このIDを非表示/違反報告)
愛羅(プロフ) - この物語好きです。ヴィル様が好きで読み始め、この物語に感動しました。続き、楽しみにしてます！ (2020年6月23日 20時) (レス) id: 2129d10c64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アリス。 | 作成日時：2020年5月14日 20時
