検索窓
今日:6 hit、昨日:2 hit、合計:19,301 hit

ページ29

日「先輩たち…さみしいな。」

ノートを読んで涙が込み上げてくる。

1人1人にメッセージが書かれていた。



影「後ろは…何書いてあったんだ?」

谷「最高の仲間だって書いてあって…。」

最後のページの方には全員集合の写真とノートに

"飛べ"

という文字が書かれていた。
そして隅に小さくAの字で
最高の仲間だよ!これからも頑張れ!海外から応援してる!
と書かれていた。

みんなは涙を堪えながらノートを見ていた。

そして月島はAが書いた文字をじっと見て。
下唇を噛んだ。

月「(もう…簡単には会えなくなるんだな…)」





体育館はいつもより静かだった。






〜一方3年生たちは〜

A「最後のページ見てくれたかな。」
田「泣いてんじゃね?」
縁「谷地ちゃん泣きそう。」
木「てか、みんな泣いてないけど…」
成「寂しくないの?」

木下と成田は帰り道、みんなと別れてからずっと泣いていた。

西「寂しいに決まってるだろ。」
田「あぁ!なんで3年なんだよ俺ら!」
縁「時の流れって早いね。」
A「…。」
縁「あれ?A?」

Aは下向いていた。」

田「ど、どした?」
A「しんみりしないでよ…グス」
西「お前まさか…泣いてるのか!?」
A「うるさい!」
田・西「「う…うおぉぉぉぉ!」」
木「どうした!?」

2人も泣き出した。

縁「お前らまで泣くなよ…もらい泣きしそう。」
成「結局みんな泣くんだ…w」

それから3年は大号泣しながら帰り道を歩いた。

縁「じゃあ。またな。」
A「うん。またね。」
木「またいつか集まろうな。」
田「おう!もちろんだぜ!」
成「3年間ありがとう。」
西「最高の仲間だったぜ。」
縁「今まで!ありがとう!」


そして私たちは振り返らず、前だけ向いて歩いた。
振り返ったらきっと、このチームから離れたくなくなっちゃうから。





こうして私たちの高校3年間の部活は幕を閉じた。

卒業→←引退。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (32 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
110人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

拓実 - 月猫さん» このお話を読んでくださりありがとうございました!面白かったと思ってもらえてよかったです。新作出しましたら、ぜひ宣伝します(笑) (2021年10月18日 23時) (レス) id: bf38cda573 (このIDを非表示/違反報告)
拓実 - りんごさん» このお話を読んでくださりありがとうございました!新作できたら是非読んでください。 (2021年10月18日 23時) (レス) id: bf38cda573 (このIDを非表示/違反報告)
月猫(プロフ) - 完結おめでとうございます!ここまでお疲れ様でした。とても面白かったし、月島がかっこよかったし、夢主ちゃんが可愛くてかっこよかったです!!新作が出たら絶対読みに行きます…ここで宣伝しに来てください!読みに行くので!…改めて、お疲れ様でした! (2021年10月18日 15時) (レス) @page47 id: ec11f83223 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 完結おめでとうございます。新作楽しみにしてます!! (2021年10月18日 7時) (レス) @page47 id: 71b77f9543 (このIDを非表示/違反報告)
拓実 - ともさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!もっと面白いと思っていただけるように頑張ります! (2021年10月9日 17時) (レス) id: 1f88d6863d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:拓実 | 作成日時:2021年9月5日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。