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月島はコートに戻って行った。
A「(ツッキーが出たいアピールしてるw)」
成長したなぁ。とAは思う。
明「あの。」
A「はい？」
明「蛍のこと気にかけてくれてありがとう。」
A「あ！いや！全然！大丈夫です！」
明「あいつ最近家でAさんのこと話してて。」
A「え？」
明「ほんと、部活行くのが楽しそうです。」
A「それはよかった。では、上行きますね。」
明「俺はこっちにいます。」
A「はい！」
A「谷地ちゃん！ただいま。」
谷「月島くん、大丈夫なんですか？」
A「うん。小指だったからなんとか。でも、あれは痛い…。」
谷「試合、なんとか追いつきましたよ。」
A「そっか。がんばれ。あとちょっと！」
月島は最初より動きが速くなってる。
月「ッッ！」
A「うわぁ。右手だ…。見てるこっちも痛い…。」
谷「でも、すごいですね。月島くん。あんなに痛いのに…。」
A「あの指で試合に出ようとする根性、すごいや。」
しかも、田中に魔で指示して…。
その冷静さはどこからくるのよ。
A「(かっこよくなったじゃん。)」
そしてマッチポイント。
でも、守備が一番薄いローテだ。
A「全ては、ブロックにかかってる。」
頼むから止めてくれ！
牛島はブロックのクロス締めにもかかわらず、クロスを打ってきた。
が、そこには飛雄がいた。
A「ナイス！」
そして、日向がバックアタックを決めた。
「「「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！！」」」
A「勝っちゃった…。」
Aの目から涙が溢れていた。
〜表彰式後、バス待ち〜
A「ツッキー！！！」
月「先輩…うわ！」
Aが月島に飛びついた。
その勢いに耐えきれず、月島は倒れた。
月「痛いです…。」
A「あ、ごめん。すごいよツッキー！今日はあんたがMVP！」
月「コーチにも言われました。」
A「ほんとすごい！よく頑張った！」
月「ちょ、やめてください。」
月島の髪を触る。
A「よし。次は全国だ！」
月「…先輩。」
A「ん？ってえ？」
月島がAを抱きしめる。
A「月島さん？」
月「…今日僕、かっこよかったですか？」
A「え？」
月「かっこよかったですか？」
A「もちろん！1番かっこよかったよ！」
月「そうですか。…ん」
A「え。」
その時、Aの頬に月島がキスをしたのだ。
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作者名：拓実 | 作成日時：2021年7月31日 20時
