>招待34 ページ36
「さ、じゃあ夜見、お前一応制御はできてるんだな？」
「...これって制御できてるって言えるんですか...？」
「ここが優秀なA組で良かったな！
普通じゃお前と戦り合えねえよ！」
「...」
話が噛み合ってないと理解したところで僕は話を聞き流す
なんと今から初心者(?)の僕を混ぜての模擬戦を始めるらしい
今日は実技が3時間設けられており、
初めの一時間は軽い手合わせ(僕らは魔力測定)、
残りの2時間で模擬戦を行うそうだ
「じゃ、まずは今のペアとやってみよう！
怪我をさせても一括で二回戦始まるまでに
俺が会場に治癒してやるから存分に殺れ！」
だが殺すなよ！
その声でみんなが適度な範囲をもって広がる
僕と英も開いたところを陣取り戦闘準備
僕自身はやり方がわからないので突っ立っている
「戦闘______開始ッ！」
目の前の英が消える
居たところは闇で空間が出来ていた
僕は周りを見渡し英を探すが姿が見当たらない
ヒュッという音で振り返ると同時に体は宙に舞い、
壁に体を打ち付ける
ゲホッと咳き込む
肺が空気を取り込むのに失敗し、うまく吸えない
蹴りつけた本人は満更でもない顔で僕に近づく
もう一度受けたくない
その一心で渾身の結界を展開する
少し先輩たちが作った結界とは色が異なるが、結界の役目は果たしてくれるだろう
実際、近づいた英は結界を力強く叩いている
案外結界の硬度は硬いらしく割れる傾向はない
僕はそれを好機と見、剣を英の後ろに複数浮遊させる想像をした
今度は目をしっかり開けて力を込める
英に魔法を使っていると警戒されては避けられてしまうと思ったからだ
だがまだ完全ではなかったらしく、生成されたのは２つ
それも生成途中で床に落ち、音を立てた
英は横目で後ろを見て僕が失敗した剣を見て薄く笑う
「A失敗したんだ
結界硬いし、俺割るのに時間かかりそうだから頑張ってみれば？」
これは多分僕を刺激しない様、オブラートに包んだ言い方だったのだろう
次はたまに後ろを警戒しながらの結界への攻撃へと変わる
この作戦は失敗だと次は拘束を考える
鎖に足枷、手枷を想像し、英と壁を繋ぐ
英の瞳をすっと見つめ、魔法を発動させる
今度は成功したようで、地面から音を立てず鎖が出現し、壁に英を打ち付ける
形勢逆転だ
「よし、できた。英、逃げて見なよ」
不敵な笑みを浮かべ、僕は少し顔が歪んでいる英に言ってみせた
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狐火＠リリ(プロフ) - 雪さん» ありがとうございます...!!好きと言っていただけてとても嬉しいです！！頑張ってる甲斐がありますね(?)はい！頑張らせていただきます！ (2018年9月10日 10時) (
レス) id: 41b0d1e44a (このIDを非表示/違反報告)
雪 - もうこういうの本当に好きですッ……！応援してます！これからも頑張ってください！ (2018年9月10日 9時) (レス) id: bffa599f6a (このIDを非表示/違反報告)
狐火＠リリ(プロフ) - 雫さん» 面白いと言って頂きありがとうございます！はい！更新頑張りますね！ (2018年8月29日 7時) (レス) id: e8b465b928 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - おもしろいです 続き楽しみにしてまーす (2018年8月29日 2時) (レス) id: c5e3b2c259 (このIDを非表示/違反報告)
狐火＠リリ(プロフ) - レイさん» ありがとうございます！自分でも続けられるよう頑張りますね！ (2018年8月9日 23時) (レス) id: e8b465b928 (このIDを非表示/違反報告)
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