【A3!】監督の妹は双子ちゃん！？2 (ページ2)

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続第5章【拒絶】39話潰したチャンスページ2

Aside

2人の通っている高校から電話が来た

ありさちゃんがセットから落ちた

言われた病院に駆けつけると、そこには秋組のみんなとゆづきちゃんの姿があった

A 「ゆづきちゃん！！！」

静かな廊下に私の声が響く

A 「ありさちゃんは！？大丈夫なの！？」

応えないゆづきちゃんの肩を掴む

A 「ねぇ、ゆづきちゃん！！！」

左京「おい、監督さん……」

私を止めようとする左京さんのことは見えたけど、今はそれよりもこっちの方が大事だった

ゆづき「＿＿私の気持ちも考えて。」

久々に聞いた声は、私に向けられた拒絶の目と声

ふと隣をみるとガラス越しにいるありさちゃん

気づいた時にはもう、遅かった

A 「……え？」

あの時のありさちゃんと同じ目

あぁ、また……失敗した

ゆづき「“私たちに、関わらないで”」

いつものみんなの前のふわふわしてるゆづきちゃんではなく、初めて見る顔

私とゆづきちゃんの間にあるいくつもの線にまた新たな線が入った

ゆづき「帰って、みんな。」

万里「おい、待て＿＿」

ゆづき「帰って！！！」

万里「んだよ……」

左京「……ちゃんと帰ってこいよ。」

私たちは、そこをあとにするしかなかった

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次の日の朝、そこはゆづきちゃんの姿は無かった

真澄「なんで……俺を置いていったの？」

左京「学校には行っているはずだ。」

誰もが心配する中、至さんだけが浮かない顔をしていた

万里「至さん、その顔、何か知ってるんだろ」

至「……言うなって言われたけど、大人としては言った方がいいと思うから言うけど。……深夜にゆづきちゃん帰ってきて制服と学校用品だけ持って……」

ゆづき『しばらく戻りません。今日のうちに学校の人が来て荷物持っていくので。……聞こえてたら、他の人にも言っておいてください。』

椋「戻らないって……」

私のせいだって分かってる

分かってはいるけど……

また拒絶された。

海外から帰ってきて、再開して、関係を修復するためのチャンスかもしれなかったのに

それを自分で潰したんだ、私。