お願い、早く私の首を切って [完]

5話 ページ7

煉獄side


「兄上、Aさんとは連絡取れましたか？」


「いや、まだ取れていない」


Aと連絡が取れなくなった


最後の連絡からひと月は経っている


予定では先月の丁度今頃には祝言を上げる予定だった


そして今頃Aと夫婦になってるはずだったのだ



「心配ですね、、。Aさん無事だといいんですが、、、」


「Aは柱だ。きっと生きてる、そう信じる」


「そうですよね、」


千寿郎と話をしていると遠くの方から俺の烏がこっちに向かってくるのが見えた


千寿郎も烏に気がつく

「あれって兄上の烏じゃ、、、」


「うむ」

烏は俺の腕に止まる


「どうしたんだ？」


「柱合会議ヲ開ク！本部へ集マレ！！」


「、、、そうか。分かった。」


「兄上、、、」


凄く嫌な予感がする。
千寿郎もそう思ってるのか心配そうに俺を見つめる


「大丈夫だ。行ってくる。家の事は頼んだぞ千寿郎」


俺は心配そうにしてる千寿郎の頭をくしゃくしゃと撫でる


「はい、、！」

千寿郎の返事を聞き、俺はすぐ家を出て本部に向かった

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