お願い、早く私の首を切って [完]

23話 ページ25

「A！」



「杏寿郎さん、、！」



私を呼ぶ声に振り返ると手を振ってこちらに走ってくる愛しい人

私はつい口元が緩んでしまう


「待たせたな！さあ、行こうか！」



「はい、、！」


杏寿郎さんは私の手を強く握る
私もそれに応えて握り返す




もうこの世に人を喰らう鬼はいない




私ももう鬼じゃないし
杏寿郎さんも鬼殺隊ではない


ごく普通の人間になった



凄く平和で本当にこんなに平和でいいのかと思ってしまうくらい




隣には私の愛しい人


凄く幸せだ



煉獄さんは昔の私の事を覚えてはいなかったけど
私に告白してくれた



何故私を好きになったのか聞いてみたけど 「好きだから」の一点張りで理由は教えてくれなかった




でも私は深く考えなかった


あの時代に添い遂げる事が叶わなかった煉獄さんと一緒にいる事が出来てさらにお付き合いもさせて頂いてるのだから


これ以上のない幸せ



本当に幸せ者だ




「ふふっ」

自然と笑みが零れた


「何故笑っているんだ？」



「幸せだなぁと思いましてつい」


「そうか！俺も幸せだ！」


「こ、声が大きいですよ杏寿郎さん！」


「む！すまない！」



「ふふっ」






こんな幸せな時間がずっと ずっと続きますように









「A、これからもずっと一緒だ。」



煉獄さんはそう言って優しく微笑んだ









〜END〜






あとがき


最後まで読んで頂きありがとうございました！

最高順位28位＆お気に入り数300人突破ありがとうございました！！

コメントをくれた方ありがとうございます！
コメントを見て凄く励みになりました！

また近々お話を書く予定でいますのでよろしくお願い致します！！


他のお話も書いているので良かったらそちらもよろしくお願いします！


本当にありがとうございました！！


きつね

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