お願い、早く私の首を切って [完]

19話 ページ21

「A俺は、お前を愛している。今もこれからもずっとだ」





「、、、はい。私もです。煉獄さん。ずっと愛しています。貴方に愛されて私は幸せでした。そして約束守れなくてごめんなさい、、」




私がそう言うと煉獄さんは微笑んだ
煉獄さんの手の震えはもう止まっていて日輪刀を引き抜く




そしてひんやりと冷たく鋭い煉獄さんの日輪刀が私の首に触れる



私はこれから死ぬ



ドクドクと鼓動が早くなる


後悔なんてないと言ったら嘘になる


もっと色んな事、煉獄さんとしたかった




旅行も行きたかった



そしていずれ煉獄さんとの子供も欲しかった。



煉獄さんと私がおじいちゃんおばあちゃんになるまで一緒に生きたかった、、



きっと私は地獄に落ちるだろう


沢山の人達を殺してきたから


煉獄さんはきっと天国に行く筈


だから死んだ後もきっと私は1人きり


ずっと1人だ







「、、、寂しいなぁ」


私はそう言って目に沢山の涙を浮かべながら微笑んだ



「、、、！」



煉獄さんはそんな私を見て目を見開く

そして煉獄さんは静かに口を開く



「大丈夫だ。俺もきっとすぐそちらに行く。だからー、、」








「待っててくれ」








そう言って煉獄さんは刀を振り上げ


そして刃は私の首を切り落とした








首を斬られた時何故か痛みは感じなかった。


体だけになった私の首から夥しい程の血が噴き出す



そして私の体は力なく崩れ落ち灰になって消えていく

そんな私を煉獄さんはただ寂しそうな眼差しで見ていた


直に私の顔も消えかけてきた


最後に、最後に一言だけ、、、



「千寿郎君。煉獄さん。今までありがとう。」



私は最後に微笑みそう言い残し



そして消えた

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