波乱の待ち合わせ ページ39
休日になり、今日はひよりと勉強する日だ
待ち合わせは11時に駅前集合だ
ひよりと出かけるのが楽しみで20分前に着いてしまった
私が出かける時にはまだ愛蔵は寝ていた
昨日帰ってくるのが遅かったから疲れているんだろう
久しぶりの休みらしいし
ぼーっとして待っていたら
『君高校生？可愛いね〜ちょっとお茶しない？』
2人組の男が声をかけて来た
ほんとにナンパする人っているんだ…
健兄だけだとばかり…
『ちょっときいてる？』
「人を待っているので。」
『えぇちょっとくらいいいじゃん』
そう言いながら肩を掴んできた
馴れ馴れしい…こわ
流石にしつこくて困っていると
？「ごめん、待った？？あの俺の彼女になんかようですか？？」
赤い髪の爽やかな男子が私の肩を掴んでいた男の手を払い
私の肩を抱き寄せた
『うげっ、男いるんだったら言えよ。』
何言ってもどうせ聞いてくれない雰囲気だった気もするが本当に助かった
「あのほんとにありがとうございました！お名前伺っても宜しいでしょうか？」
南「南です。全然大したことじゃないので！それより、急に肩触ってしまいすみません」
すごい大人だ…見たところ同い年だよね？
「いえいえ全然大丈夫です！」
南「待ち合わせですか？」
「はい！友人を待っていて」
すると、またナンパされると大変だからと言って一緒に待ってもいいかと聞いて来た。
流石にそれは申し訳ない気もしたので断ろうとも思ったが
南君も相手を待っているらしくて
話し相手になって欲しいと言われた
それならと言ってひよりが来るまで話していた
南君はできた男だ…
是非ともうちの兄弟も見習って欲しいものだ
結構話が合いHoneyWorksのことでとても盛り上がっていた
ひ「A〜ごめんね！遅くなった！隣の人は？」
「困っていたところを助けてくれたんだよ」
ひ「わ〜ありがとうございます！」
？「南〜！」
南「あ、愛蔵」
…愛蔵？
嫌な予感…
愛「なんでお前ら一緒にいるんだよ」
「愛ぞu！？フグッ」
愛「声でけぇーよバカ！でなんで一緒に？」
「な、成り行き？？？」
南「あはは…」
愛「A帰ったら理由聞くからな？」
「なんでー！？」
ひ「まぁまぁ、柴崎君落ち着いて」
愛蔵にナンパされたなんて言えないしな…はあ…
南「Aちゃんて愛蔵の妹か…どうりで見たことある気がした…いつも愛蔵が写真見せて」
愛「南！？」
焦って南君の方を向く愛蔵
写真？？？
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作者名：あーお | 作成日時：2022年4月22日 22時
