第8話 条件 ページ9
大地さんに言われ、私と潔子さんは"アレ"を持ってくる。
"烏野高校排球部"と背中に印字された真っ黒なジャージ。
1年生4人がジャージを着たところで、大地さんが改めて挨拶をする。
ふと、影山が"練習試合"というワードを口にした時だった。
「組めた！！組めたよーっ練習試合！！！
相手は県のベスト4！！"青葉城西高校"！！」
「「「『！？！？』」」」
顧問である武田先生がもの凄い勢いで体育館に入って来た。
と同時に、耳を疑う一言。
ーー県ベスト4と練習試合ーー
いきなりの大事に私達は言葉を失う。
菅「先生、青城なんて強い学校とどうやって…！？」
澤「まさかまた土下座を…！？」
沈黙を破ったのは3年生たちだった。
2人の言葉に「今回"は"、土下座してない」とにこやかに言う先生。
……今回"は"、ね
そして先生は言葉を続ける。
武「ただ…条件があってね…」
澤「条件？」
武「"影山君をセッターとしてフルで出すこと"」
影「！！」
田「な！！」
武「それから、"茨木さんが青葉城西高校側のマネージャーとして動くこと"
この2点だよ。」
『え…？』
唐突に出た私の名前。
驚きはしたがなんとなく理由はわかった。
それは私には思い当たる節があったから。
きっとこの、"私"の条件を出したのはアノ人だろう…
青葉城西と言えば、私の母校である北川第一の選手の大部分が進む高校だ。
アノ人以外に考えられない。
『…わかりました。私の方は条件を呑みましょう。』
私が答えたその時、
プルプルプル
プルプルプル
私の携帯が鳴った。
『？？……誰だろ？』
画面を見るとそこには知らない番号が。
間違え電話かなと思い、「失礼します」と言って皆から少し離れて電話に出る。
『はい、もしもs……「千尋ちゃん！！！！！」
っ！？…………るっさ…』
電話に出るといきなり大きな声が耳に響く。
あまりの大声に私は思わず耳を塞ぐ。
電話の相手はすぐにわかった。
『……電話って耳にあてて使うって知ってますか？
及川さん……』
電話の相手は及川徹。
青葉城西高校の現主将で、北川第一中学校の元主将だ。
つまり私の先輩ってこと。
及川さんから電話がかかってくるなんて約1年ぶり。
珍しい事もあるもんだ、と思って私は静かに及川さんの話に耳を傾けるのであった。
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りんねむ(プロフ) - 桜音姫さん» 全然大丈夫です！お気になさらないで下さい！ (2019年6月20日 6時) (
レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
桜音姫(プロフ) - すいません(￣▽￣;)10番のイメージが強すぎて勘違いしてました(^_^;) (2019年6月20日 3時) (レス) id: 1b05663279 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 桜音姫さん» 原作沿いに書いているのですが、私の書くスピードが遅いもので……。すみません(^_^;)烏野10番の日向翔陽はもうしばらくお待ち下さい！！今回はコメントして頂いてありがとうございました！これからも本作品をよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年6月19日 21時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 桜音姫さん» 初めまして！コメントありがとうございます！m(_ _)m先程、単行本2巻の方で確認しましたところ、青葉城西高校との初めての練習試合では、日向のゼッケン番号は5番でした。そこはまだユニフォームが届く前のお話なんですね！ (2019年6月19日 21時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
桜音姫(プロフ) - 初めまして(笑)今、練習試合のところまで読んだのですが、日向の背番号10番なのに5番になってるので訂正お願いします(^_^;) (2019年6月19日 18時) (レス) id: 1b05663279 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんねむ | 作成日時：2019年1月11日 0時
