第5話 居るぞ！ ページ6
日「おれにはちゃんとトス上がるから別に関係ない！
どうやってお前をぶち抜くかだけが問題だ！！」
日向は影山の事なんて気にする事も無く、月島を指さして睨みつけている。
『あはは…』
その姿に思わず笑いが溢れる私。
大地さんや田中も同様に笑っている。
日「月島に勝ってちゃんと部活入って、お前は正々堂々セッターやる！
そんでおれにトス上げる！
それ以外になんかあんのか！？」
影「〰〰〰……」
日向の"純粋で真っすぐ"な言葉に、影山も何も言い返せずしかめっ面。
月島はなんかブツブツ文句言ってたけどね。
その直後だった。
私が日向を、日向翔陽という人間を好きになったのは…
相手のサーブを田中がレシーブして、ボールは影山の元に。
田中も日向も"俺に上げろ"と大声をだす。
『(……迷ってんね)………』
そして影山は田中さんに上げることを選んだ
はずだったのに……
日「影山！！！」
影「！？」
(ーーそこに…)
(ーーだれも……)
日「居るぞ！！！」
影「っ……！」ﾋﾞｯ
影山の内に眠る嫌な記憶を、トラウマをかき消すであろう一本。
日向はライトに居た。
ライトから"おれは居るぞ"と、そう言った。
日向の声につられ、難しい体制からではあったが影山は日向にトスを上げた。
そして日向の打った(かすった)スパイクは大地さんの手の先に落ちて、点が入る。
月「！？」
影「お前何をイキナリ！！」
日「でもちゃんとボール来た！！！」
影「！！」
日「中学のことなんか知らねぇ！！
おれにとってどんなトスだってありがたぁ〜いトスなんだ！！
おれはどこにだってとぶ！！
どんな球だって打つ！！
だから…
おれにトス、持ってこい！！！」
その場にいる全員が静かに日向の言葉を聞く。
『………(いいじゃん。かっこいいじゃんか日向！)』
その言葉に、私は心を打たれた。
自分がボールを上げた先にちゃんとスパイカーがいる。
普通に考えれば当たり前のことだが、影山というセッターにとったら、どちらかというと珍しいこと。
自分のセットアップについてきてもらえないことはセッターにとって一番辛い。
だってセッターはチームの"指揮者"だから…
影山もいくらか吹っ切れたように見えた。
これからこの二人がどうなって行くか。
私は楽しみに思うのであった。
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りんねむ(プロフ) - 桜音姫さん» 全然大丈夫です！お気になさらないで下さい！ (2019年6月20日 6時) (
レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
桜音姫(プロフ) - すいません(￣▽￣;)10番のイメージが強すぎて勘違いしてました(^_^;) (2019年6月20日 3時) (レス) id: 1b05663279 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 桜音姫さん» 原作沿いに書いているのですが、私の書くスピードが遅いもので……。すみません(^_^;)烏野10番の日向翔陽はもうしばらくお待ち下さい！！今回はコメントして頂いてありがとうございました！これからも本作品をよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年6月19日 21時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 桜音姫さん» 初めまして！コメントありがとうございます！m(_ _)m先程、単行本2巻の方で確認しましたところ、青葉城西高校との初めての練習試合では、日向のゼッケン番号は5番でした。そこはまだユニフォームが届く前のお話なんですね！ (2019年6月19日 21時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
桜音姫(プロフ) - 初めまして(笑)今、練習試合のところまで読んだのですが、日向の背番号10番なのに5番になってるので訂正お願いします(^_^;) (2019年6月19日 18時) (レス) id: 1b05663279 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんねむ | 作成日時：2019年1月11日 0時
