【ハイキュー】いわゆる"モテ期"到来

第46話　コーチ現る ページ48

『ヤバイっ！！』



怜奈とくっちゃべってたらもう５時半を過ぎていた。


部活大遅刻だ！！！


私は猛ダッシュで更衣室に向かい、猛スピードで着替えを済まし、また猛ダッシュで体育館へと向かった。






ガララッ





『すみません遅れましたっ！！……って、え"？』




息を弾ませながら体育館に飛び込んだ私は目を疑った。

だって、

だってあの人(・・・)が居たから…





烏「よぉ」


『け、けい兄？！』


全「けい兄？！？！」


武「！お知り合いでしたか？」





みんなが驚いた顔でこちらを見てくる。

仕方が無いので、私はけい兄との関係を話すことに…





『兄の同期です。小さい頃よく遊んでもらいました。
で、何でここに？』


武「僕がコーチをお願いしたんです。」



ふーん、なるほどね。

と、言うことは…？

つまり…？



あぁ…



私は見事にフラグを回収してしまったと言うわけだ。





『はぁ…なるほど、コーチね。わかりました。
では、今日からよろしくお願いします、烏養コーチ。』


烏「おう…。
なんか、慣れねぇな。敬語も、コーチも。」


『じゃあ烏養さんって呼ぶよ。敬語はそのときに応じてって事で。』


烏「おう、そうしてもらえると助かる。
今日、6時半から試合(ゲーム)すっから、審判頼む。たっつぁん達呼んだ。」


『わかりました。』






そして時刻は6時をまわり…


烏「…くっそ〜
やっぱ平日のこの時間に全員は無理か…

悪いなお前ら！急に来てもらって！」


「うぃーす」


「なつかしーっ」




烏野町内会の人達がやってきた。




月「町内会って言うからもっとオッサンかと思ってたのに…」


山「俺もー」


『みんな30もいってないよ。
あの人たち強いから、2人とも、試合頑張ってね？』


月「ぅす」


山「はい！」


烏「よーし！そろそろ始めるぞー！！」


全「オース！！」


日「しあいだー！」





烏養さんの掛け声で、みんながコートの中へと入っていく。

でも一人だけ、立ったままの人が居た。




西「………」


烏「ん？なんだお前どうした？」




烏養さんも西谷に気づき、声をかける。




西「！」


澤「あっ、すみません。そいつはちょっと…」


烏「なんだ？ワケありか？怪我か？」


澤「いや、そうじゃないんですが…」


烏「なんだよ？怪我じゃねぇの？
…よくわかんねぇけど…、じゃあ町内会チームには入れるか？
こっちのリベロは仕事で来らんないんだよ。」

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